Chihiro Hidakaさんのブログ

FDB ヨーロッパクラス2013

FDB秋のヨーロッパクラス2013
10月30日ー11月2日
11月3日 サマーセットエリアへアウティング 

”フラワーデザイン・オブ・ブリテン ヨーロッパクラス2013”フラワーデザイン・オブ・ブリテン ヨーロッパクラス2013

受付を開始いたします。

向日葵 ヒマワリ

Helianthus
夏のお花の代表の一つがヒマワリ。種を蒔いてから気温の上昇とともに自分の背を超え暑くなる頃に黄色い大きな花を咲かせてくれます。私はこのオレンジがかった強い黄色を見るだけでヒマワリのイメージに繋がります。

路地にある植物は自然環境の影響を直に受けるためその環境に適応するために進化してきました。背がとても高くなったり、派手な色の花びらを持っていたり、また太陽を追って花首が動くのもきっと何か理由があるからだと思います。今月はヒマワリのアレンジメントを2パターン。一つは茎を切らずにできるだけ長く使ったもの、そしてもう一つはデザインのために花首だけ使ったもの。茎を長く使ったほうがヒマワリ本来の特徴が見られ、また長い茎から得られる栄養のお蔭でとても長持ちです。一方花首だけ使用したほうは残念ながらびっくりするくらい短命。。。ヒマワリは花びらが終わってもユニークな形となるため利用価値は大いにありますが、もう少し元気印の黄色を楽しみたかったと思います。

本来フラワーアレンジメントは自然を模写し室内に取り込む事から始まりました。以前は私も、自然とはかけ離れ随分と無理なフラワーアレンジメントをしてた頃もありましたが、今は植物の素敵さをそのまま使わせていただくのがよいと感じています。。ん?これって師匠がよく周りを観察しなさいと言っていましたがこの事??

向日葵 ヒマワリ
キク科ヒマワリ属 Asteraceae
原産 北米
学名 Helianthus annuus L.'Sun rich orange'
英語名 Sun flower

パッションフルーツとホップ グリーンカーテン2013

毎年夏の直射日光を遮るため瓜科のゴーヤや南瓜などを場所を変えながら植えておりましたが。連作障害を考え今年は違う植物を試してみようと思いました。ガーデンセンターではシカクマメなど豆科の植物、風にフワフワと踊る繊細なフウセンカズラ、昼顔、朝顔など蔓性の植物が所狭しと置いてありました。中でも花が個性的で後にとてもよい香りのフルーツを付けるパッションフルーツの苗が強烈に私にアピール。葉も大きく元気そうでしたのでピンクと紫の色違いの花に決定です。そしてもう1つの新顔はホップ。秋口には毬花(きゅうか)という花を付けます。この花は芽株に付きビールの原料となり独特の苦みが特徴です。数年前の秋ロンドンクラスで紅葉した蔓と美しい花両方を利用したブーケを作ったのを思いだしました。ホップはもともとコーカサスエリアやヨーロッパでの栽培ですので、もしかしたら日本は暑すぎるのではないかと思い躊躇しましたが、ローカルの店で扱っている位ですから多分改良されていると思いこちらも数点購入です。

5月下旬今年の東京の気温はクール。育ちも悪かったのですが7月に入りここのところの雨で日に日に成長。窓を覆うほどではないのですが毎日蔓を誘導しては成長を楽しみにしています。皆さんはどんな植物を選ばれましたか?育てやすく面白い植物を御存知でしたらお知らせ下さい。info@fdb-flower.com

パッションフルーツ(時計草)
トケイソウ科トケイソウ属 Passifloraceae
原産:? 熱帯・亜熱帯地域 南米にて広く分布・栽培されている
学名 Passiflora edulis Sims
英語名 Passion fruit
パッションフルーツ(時計草)

ホップ(西洋唐花草)
アサ科(クワ科)カラハナソウ属
原産 西アジア
学名 Humulus lupulus
英語名 hope
ホップ(西洋唐花草) ホップ(西洋唐花草)

ロイヤルアスコット 今年のお帽子

ロイヤルアスコット競馬場。毎年同じ話題で恐縮ですが、やっぱりエレガントな世界でどうしても着目してしまいます。今年2013年のレースはクィーンの所有する馬が優勝との事。クィーンのお召になるお帽子のオッズまで登場です。そろそろイギリスも夏モード。実は例年より気温は低めなのですが競馬場はレースがデッドヒート。馬もさることながら観戦している方を拝見するのも楽しそうです!!
お帽子に付けられたお花の使い方や何かテーマのあるお帽子、イギリス人のユーモアも垣間見れますね。

100年の歴史 英国チェルシーフラワーショー

このフラワーショーは1862からRHS Great Spring Showとして開催され、現在のチェルシーでの開催は1913年からだそうです。2013年はチェルシーでの開催100回記念という事もありノスタルジックな写真などが展示されていたようです。そしてフローリストコンペでも過去流行したインテリアなどを取り入れたディスプレーもまたよき時代の回顧録のようでアイディアは斬新です。個人フローリストのテーマはサークル。コンペの結果はRHSのページにあります。ディスプレー部門の優勝はインターフローラ。こちらの団体は無敵のようです。コンペの写真はインターフローラ世界大会代表のNeilさんの ページをリンクさせていただきました。

さて本日、小笠原の兄島に外来種のトカゲが発見され「非常事態」宣言が出されました。小笠原は大陸と陸続きとなった形跡がなく独自の進化を遂げている
植物、動物たちがいるとの事です。繁殖力の強い外来種によりそのバランスのとれた美しい自然形態が侵される危機です。実はチェルシーフラワーショーにも同様の
特設展示会場がありました。ナショナルトラストが発信する在来植物が受ける外来植物や動物の影響のメッセージです。
国はどこでもその地域独特の文化、自然などできるだけそのままで次世代への送り物としたい所です。

英国ナショナルトラスト チェルシーフラワーショー ビデオがあります。
最終日のセールの様子です。Rona Wheeldonさんのブログより

都会の中の憩い デパートの屋上に英国式ガーデン

デパートの屋上の英国庭園
日本の都会のデパートは本当に地下から屋上まで楽しめるように創意されており新しい発見を楽しみとしています。先週末東京新宿にある丸井デパートの屋上へ出かけてきました。この百貨店には英国式の庭園が屋上にあります。デパートの屋上から遊園地と植木売り場が消えてから幾久しくなりますが、商業施設を排除した憩いの場を提供してくれる施設というのは、利用者の心を豊にしてくれるような気がします。バラの季節を迎え連日爽やかな日々が続いていますのでお庭も見ごろかと思い出かけてきました。スペースにゾーンを設け楽しく飽きさず英国式ガーデンの見どころを捉えた設計です。よく手を入れられており家族連れやカップルたちが椅子に座ってのんびりと過ごしていました。植物のサイズはまだ小さいのですがバラやクレマチスなどお花は夏に向かって長いピークシーズンを迎えていますです。ただシェイドがないため晴れた日はお帽子とサングラスが必要です。近辺にお越しの際はちょっとお薦めな癒しスポットです。
東京新宿丸井の屋上 英国庭園緑のアーチ 丸井デパートの屋上の英国庭園 英国庭園から見える新宿のビル英国庭園から見える新宿のビル

ジャパンカップ2013

4月14日(日曜日)、東京ビッグサイトで開催されていたフラワードリーム内の会場でフローリストのジャパンカップがありました。前日持ち込み作品で20人選抜され、さらに舞台でブーケとアレンジメントのコンペを勝ち抜いた10名によるステージです。細かい作業の繰り返し、費やした時間を考えると参加された皆さんが入賞に値すると思います。選手の皆様お疲れ様でした。

持ち込み作品(本日は順位に関係なく私が好みの作品をピックアップしています)
ジャパンカップ2013予選 持ち込み作品 ジャパンカップ2013予選 持ち込み作品

ブーケとアレンジメント
ジャパンカップ2013予選 アレンジメント ジャパンカップ2013予選 ブーケ

ファイナル テーマ "春のときめき"
ジャパンカップ2013 ファイナル開始前

結果
1位 丹羽英之さん 花門フラワーゲート銀座店
2位 伊藤篤さん  長野県飯田市 アプリ
3位 長田太地さん 世田谷区 ユー花園

ジャパンカップ2013 ファイナル 丹羽さん作品 1位入賞 丹羽さん作品

実物のアレンジメント

実物のアレンジメント
4月15日(月曜日)、和歌山県にあるガーデナーズジャパン様のイベントにお邪魔してきました。マスターフローリストのChiemiさんご担当のクラスで実物を使ったアレンジメントでした。私の和歌山のイメージの通り空は穏やかに晴れ渡りテラスでのレッスンは快適そのもの。皆さん本当に楽しそうにレッスンに集中なさっていました。モザイクというデザインテーマでしたが、初心者の方にも十分理解できるように解説に図を付けた資料が用意され、モザイクについて、色について、使用する材料や飾る場所等すべての説明がなされました。
実物のアレンジメント カラーサークルを使った授業 授業風景 
マスターフローリストのレッスン 他の人の作品を拝見

マスターフローリストは、どんなシチュエーションにも対応できるようFDBのマスタークラスにて総合的にトレーニングされたデザイナーを指すタイトルです。学校では数々の宿題をこなし、レポートや資料提出を重ね年月をかけてしっかりと蓄積してきた大切な知識です。彼女の成果も一目瞭然でありました。やっぱり他と違うんです!Chiemiさんお疲れ様でした。また次回のレッスン楽しみにしております。
実物のアレンジメント

春のブーケ ノーズゲイ・タジマジ・ポージー

ノーズゲイ タジマジブーケ
中世の頃から親しまれている香りのするブーケ。語源はnose 鼻・鼻腔とgay飾りもの、鼻先を(香りで)楽しませる飾りものという事で、頭や腰などに付けられる小さな花束です。タジマジやポージーとも呼ばれ、ビクトリア時代には花言葉を使い、香りのブーケでメッセージを送りあう事が盛んでした。

イースター前の木曜日には英国女王陛下をはじめ多くのロイヤルファミリーがノーズゲイのブーケを持っています。13世紀以前ではイースター前の聖木曜日にキリストの最後の晩餐にちなみ、王族が他の人の足を洗うという習慣がありました。よい香りのするノーズゲイは足の臭気を紛らわすための役割があったそうです。今日ではこの木曜日をRoyal Maundyと呼び、女王の年齢分の記念硬貨を社会に貢献している年金生活者に渡す事になっています。この時ばかりは男性もブーケを手にいたします。よい香りのフリージアでまとめられ下にはレースがあてがわれている毎年お約束のスタイルです。

ノーズゲイを持っている絵画も沢山あります。絵を見る限りではサイズも小さくナチュラルで、まさに庭から摘んできた花とハーブを束ねただけという趣です。香りがあり小さく束ねるのに相応しい花は春の球根植物に多く見られます。今庭を見るとちょうどムスカリと水仙のダブルデッカー、ラナンキュラスもとても元気、ローズマリーは冬を通してブルーの可愛い花を付け、タイム、イタリアンパセリも成長してきました。本日はムスカリとパンジーのブーケを作ってみました。

使用した植物と花言葉
ムスカリ 通じ合う心
パンジー 私を思って下さい(フランスではバレンタインデーに送る花)
ラヴェンダー - 熱烈なる愛情, 心酔, 成功と運
ゼラニウム 愛情

その他
ローズマリー: 思い出 記憶
ヘデラ(キヅタ):  友情・永遠の愛
ディル : 煩悩 切望
ヴィオラ: 誠意 小さな幸せ 忠実
水仙:  新しい始まり 敬意
ゲイラックス: 友情
アカシア: プラトニックラブ
カーネーション(ピンク): 愛しています
カスミ草: 清らかな心
シロツメ草: 私を思い出して、約束
マーガレット: 真実の愛 誠実
勿忘草: 私を忘れないで
スズラン: 優しさ、謙虚 幸運が戻ってくる、純潔
アイリス: 熱情 熱意

花の器

器は極めてシンプルな物を使うようにしています。一番の理由はどんなアレンジメントをしても器が邪魔しない事、植生を考えたアレンジメントほど飾りのないベーシックな物が必要と感じるからです。ガーデンポット、食器やトレイなど使えると思うものは色々と試してきました。

4-5年前日本のフラワーショーで見たポットが改良され今年日本へ輸入されてきました。水はけを考えられたガーデンポットなのですが、小さなものでしたらアレンジメントに使えそうです。ポットだけではなく受け皿も同じ材質でありました。レジンという材質で出来ているため丈夫です。ベーシックな黒、茶色、カラフルなグリーン、パープル、イエロー、ピンクと一通りあります。表面は色素がマーブルケーキに練り込まれたような感じで独特です。ガラスも陶器もよいのですが最近ちょっと新しい感覚の物を探していました。適度に重量がありますので背の高いアレンジメントなどベース部分に重さがほしい時は重宝です。
プラスチックのサラダボール
その他ワンコインショプで見つけたカラフルなサラダボール。プラスチックでグリーンやピンクなどの色が春のイメージにぴったり、思わず購入してしまいましたがこんな物でも十分ですね。とても軽いため持ち運びも苦になりません。身近な物でフラワーアレンジメント。アイディア次第で様々楽しめます!

関連記事:オランダで見たカラフルガーデンポット

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4月6日(土曜日)7日(日曜日) 日高のクラスでこのようなシンプルアレンジメントのレッスンをいたします。興味ある方はご連絡下さい。info @ act-flower.com

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