Chihiro Hidakaさんのブログ

植物とフラワーアレンジメント

イースターのアレンジメント
植物をよく知りよく観察する事。自然界が教えてくれると師匠たちに長年言われ続けてきました。それがもっとも自然なアレンジメントに繋がるからです。アレンジメントは人間の手で造形された物なのですが、植物の持っている特徴や性格を無視してはどこかちぐはぐでバランスが崩れたアレンジメントになってしまいます。実際自分の作った過去の作品を見ると随分無茶をしているなと感じるものが多くありました。本日は原点に戻ったシンプルなアレンジメントです。材料はこの時期に入手できるヒメミズキと白い花。白はイースターによく用いられるシンボルカラーの1つです。形はヒメミズキが地面から生えている輪郭をなぞりました。器の底に成長点があるように仮定しすべての茎はそのポイントに向かって挿しています。フラワーアレンジメントは植物の恩恵を受けながら人間の楽しみの為に生まれました。花や植物の事少しだけインプットがあるとよりよい作品となります。イギリスのスクールでは花の名前と科属名をセットで覚えさせられます。同じ科の出身の植物は水揚方など扱いも似ています。またアレンジメントを作る時も、生えている環境を考える際覚えているとちょっと重宝です。

イースターのアレンジメント ヒメミズキの生え方

材料 
ヒメミズキ/ヒュウガミズキ マンサク科トサミズキ属
Spマム 'デックモナ' キク科キク属
ヘデラアイビー ウコギ科ヘデラ属
ユキヤナギ バラ科シモツケ属
卵の殻(白)給水フォーム、コンテナ

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4月6日(土曜日)7日(日曜日) 日高のクラスでこのようなシンプルアレンジメントのレッスンをいたします。興味ある方はご連絡下さい。info @ act-flower.com

桜 日本を代表する樹木

桜 Cherry blossom
アドバンスクラス*ではおのおのの国に自生する樹木についてのレポートがあります。生徒たちは住んでいる地名にある木、気に入っている木、よく目にする木など身近にある樹木についてリサーチしていました。

今朝久しぶりに近くの公園に桜を見に出かけました。桜は日本全国どこにでもある樹木。可憐な花ですがダイナミックに一斉に花を咲かせ万人に親しまれる花だと思います。大きな木々を見上げているとレッスンの事を思い出し、この時期最もアピール度の高い桜を選びたくなりました。レポートには木の特徴、土壌、水、気候などあらゆることを調べます。植物について知識を得る事は原点であり非常に重要な事と先生から繰り返し教えられております。尚、今回の生徒たちの評価はイギリスの元某有名大学教授によるもので、ノートにはコメントと教授のサインが入っておりました。第3者の眼、しかもこの道を極めた方によるアドバイスは励みになります。

*FDBマスタークラス Level 4

さくら purunus subg. Cerasus
バラ科サクラ属 Rosaceae
英語名 cherry blossom
ヒマラヤから中国南西部原産 種によっては伊豆大島原産もあり
代表する野生種8種 ヤマザクラ(山桜)、エドヒガン(江戸彼岸)、オオヤマザクラ(大山桜)、カスミザクラ(霞桜)、オオシマザクラ(大島桜)、マメザクラ(豆桜)、タカネザクラ(高嶺桜)、チョウジサクラ(丁字桜)
代表する園芸品種 ソメイヨシノ、カンザン、アラシヤマ、クシマ、エド、ウコン、キヌガサ、イチョウ、フゲンゾウ、イモセ、ショウゲツ等 
花びらの付き方の違い 一重咲きは5枚の花弁、半八重は6-10枚未満の花弁、八重咲は10枚以上50枚未満、菊咲きは50枚以上のもの
メモ 彼岸桜はエドヒガンの枝が長く伸び垂れたもの。大島桜はソメイヨシノなど多くの園芸種を生み出した親木。

Ref: Miraira 2013.March (大原隆明氏 富山県中央植物園主任監修)

国際女性デー ロシアより愛をこめて

国際女性デー 'International Women's Day' で花を贈り合うのはイタリア(ミモザの日)だけではなくロシアにもその習慣はあります。
花を贈ろう国際女性デー
1917年の2月最後の日曜日(旧暦ジュリアン歴)はロシアにおいて国際女性デー。この日パンと平和を求めてロシアの女性たちの間でのストライキが起こりました。数日後には鎮圧する政府の兵士たちも加わり帝政が崩壊する事となった2月革命です。後に暫定政府により女性の参政権がみとめられました。

現在のロシアは他の国と同様のジョージアン歴となり国際女性デーは3月8日です。この日の早朝、女性が起きる前に男性は花を買いに行くそうです。寒い国でのとても暖かい習慣です。日本にも日常的に花を贈り感謝や愛情を分かち合える日が多数できるとよいです。お花を贈りましょう。一輪の花も心を豊にしてくれます。

ミモザは春の訪れ "FESTA DELLA DONNA" from Italy2009年のブログです

イギリスのフラワーショップ 母の日に向けて

母の日のフラワーギフトになる鉢物 胡蝶蘭は大人気 イギリス母の日 ショップディスプレー
母の日のフラワーギフトになる鉢物 店の外に置かれています 母の日のフラワーギフトになる鉢物
イギリスの花屋では今週末に来る母の日に向けての準備が進んでいます。イギリスの母の日はイースターに関連するため毎年違った日にちとなっています。
数え方は四旬節(レント)に入ってから第4回目の日曜日。家族が集い大きな教会(Mother Church)へ出向いた事や、働きに出ていた娘たちが母に会いに来る日だった事などから3月のこの時期に母の日として定着してきました。詳細はFDBのトピックスイギリスの母の日のページで。

贈り物の定番はお馴染にのフラットブーケやポージーブーケ。最近の傾向では鉢物の花をバスケットに入れたセットもよく売れます。そして胡蝶蘭など花の開花期間が長い花もとても好まれます。シサル麻やちょっと大きめのリボンでチャーミングにドレスアップします。イースターのシンボルカラーの1つ紫色も人気。ピンクは女性に送る花ランキングのナンバー1。ヒヤシンス等の球根はバスケットに球根毎植えこみパッキングです。写真ぶれてしまっていますが、撮り直しを頼むのもはばかれるくらい忙しそうですので本日はこれでご容赦ください!

雛人形 ひな祭りー上巳(じょうし)の節句/桃の節句

雛人形について
ひな祭りは中国旧暦3月最初の巳の日に川での厄祓いに由来しています。本日は2013年の3月最初の巳の日。
私へ降りかかる災難はこの人形が背負ってくれるとの事で小さな物を頂きました。形を見た瞬間眠っていた記憶が鮮明に蘇りました。写真のように丸くはなっていませんでしたが明らかにこの形です。多分祖母が着物で作っていたんだと思います。数日前雑誌を開いた所又同じものを発見しました。這子(ほうこ)と呼ばれ、文字通りはいはいする子供の姿をかたどった物です。雛段に飾られ子供の玩具として親しまれ、幼児の病や厄災の身代わりとしたものだそうです。今回は桃の節句にちなみ雛人形の移り変わりを時代を追ってみましょう。

平安時代 11世紀
人形(ひとかた)形代(かたしろ)、又人の体をなでてその人の穢れを移すものですので撫でもの
産着を着せられ這子と同じように川に流される目的の天児(あまがつ)ひいな偶人(ぐうじん)土偶人木偶人がい人傀儡(かいらい)などこれらすべては人形を指す言葉です。「源氏物語」や「枕草紙」にあり、人形(にんぎょう)としては平安時代末期の辞書「色葉事類抄(いろはじるいしょう)」に記載されていました。この時代は邪気払いという信仰的な意味合いを含む人形です。一方の実生活においては女の子の間で雛(ひひな)遊び、今で言うままごと遊びは年間を通してみられました。遊びにはどちらかというと邪気払いに使う人形ではなく小さく作られた調度品などだったようです。

室町時代
御人きやうという呼び名で女官たちの日記「お湯殿の上の日記」に見られ、陰陽師が係わり人形は呪術的要素が強いものでした。公家社会では上巳の節句は非公式な行事でありましたが、16世紀末期江戸幕府時代に5節句を公式儀礼として定められたため雛遊びは上巳の節句の遊びと定義付けられ季節的な行事として変わってきました。

17世紀 江戸時代

ワックスフラワー

ワックスフラワー 'レベレーション' ワックスフラワー 'レベレーション'
オーストラリア原産のワックスフラワーといういささかワイルドな趣がある小さなお花をご存知でしょうか。先週のワークショプで使ったワックスフラワーが咲いていますので本日はこのお花の話題と致します。

産地での花の季節は春から初夏。季節が反対の日本の市場では秋頃から出回ります。茎はやや木化して硬く、パリットした感触の5片の花弁。葉は針葉のように細長く円柱状で対生。ワックスフラワーという名前の由来は花や蕾がワックスで塗ったようなテカテカとした質感からきているようです。乾燥にも暑さにも強く切り花にしても最初の水揚がしっかりできれば長持ちです。フレッシュな葉からは独特の香りが漂うのを感じる方も多いと思います。花の色はたいていはピンクから白、最近は写真のような花弁にパターンが入っている物も見られます。レンズで拡大してみるとますます可愛い!長年この花のファンです。アレンジメントにもブーケにも使える優秀な名脇役の1つです。

ワックスフラワー Chamelaucium uncinatum
フトモモ科カメラウキウム(ワックスフラワー)属 Myrtaceae
英語名 Geraldton waxflower, waxplant
オーストラリア南西部原産

左後ろ側にワックスフラワー 大きな花と花の間にワックスフラワー

ワックスでプリザーブ加工

ワックスでプリザーブ加工 フラワーデザインのテクニック ワックスでプリザーブ加工 フラワーデザインのテクニック
先日のフラワーデザイン展で目に留まったのは小さなムスカリ。ムスカリは意外にも傷みやすくこのような作品展には不向きと思っておりました。拝見している作品のその場所には、確かにこの愛らしいグレープヒヤシンスでなくてはなりません。作者の方はワックスを使って上手にプリザーブ加工。コーティングされた色とテクスチャーの効果もありとても素敵な仕上がりに。作者様は勉強をしっかりなさり博学多識できっとご経験も豊富な方であろうと想像いたします。積み重ねてきたモノを適所に使えるようになるとますますお仕事も楽しくなります。作者の方へ拍手です。

イギリスのフラワースクールでもワックス加工のレッスンがありました。リンゴやナシ、もちろん葉や花もワックス加工できました。作品の一例です。

世界蘭展 日本大賞2013

フラワーアレンジメント展示会 世界らん展2013
東京ドームで開催中の世界らん展へ出かけてきました。フラワーデザインの展が目的です。オーキットを使ったデリケートな作品の数々はどれも本当に力作。時間をかけて作られた作品は大変美しく目を楽しませてくれます。

フラワーアレンジメント展示会 世界らん展2013 フラワーアレンジメント展示会 世界らん展2013 フラワーアレンジメント展示会 世界らん展2013 フラワーアレンジメント展示会 世界らん展2013

オランダ フロリアード2012 グリーンハウス

植物で覆われたダイニングテーブル 植物で覆われたキッチンエリア アイビーが繁るペンダントライトとキッチンエリア
テラスには石の椅子 おしゃべりを楽しむ2人 植物に覆われた外壁
キッチン、ライト、リビングテーブルすべてグリーンで覆われている所に来ました。部屋の中をこれだけ植物で覆われているのは珍しく部屋にいる方全員が写真を撮っていました。テラスには石でできた大きな椅子があり、グリーンの部屋を眺めながらゆったりとおしゃべりを楽しむ方も。それほど広くない空間ですが植物がもたらすヒーリング効果は大きいようです。この建物は外壁まで植物で覆われていました。ヒートアイランド化されている大都市で利用されるとよいと思います。

オランダ フロリアード2012 カラフルガーデンポット

カラフルガーデンポット
赤いガーデンポット 赤いガーデンポット プラスチックのカラフルガーデンポット 苺の入ったライムグリーンのガーデンポット
裏口から入る爽やかな風に誘われるままに外へ出ると、ウッドテラスが続くスペースとなっています。木陰の部分はひんやりと心地よいエリア。赤い椅子、赤いガーデンポットが並べてあり元気色が気分を高揚させてくれます。プラスチックのガーデンポットはテラコッタと比べると軽く、カラーサークルからそのまま飛び出てきたような原色の色たちは何よりも心を楽しくさせてくれます。そんなアクセントアイテムもしかしてヒットかも!と感じました。日本で売っているかな...
目が釘付けになる赤い椅子 赤で統一されたレスティングエリア

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