カラー(海芋)の種類

Zantedeschia aethiopica 'Wedding March'
春先の季節に出回るのは真白なジャインアントカラーです。”ウェデイングマーチ” ”グリーンゴッデス” ”マシュマロ”などです。この種類は湿地を好み、ぐいぐいと水を吸い上げとてもよい姿勢を保ってくれます。日持もよく10日は大丈夫でしょう。花粉も落ちないためレストランなどの活け込みにはとても重宝するお花です。

Zantedeschia rehmannii 'Schwarzwalder' Zantedeschia rehmannii, Crystal Blush
一方、茎が細く様々な色のカラーも一年中見ることができますね。こちらは水はけのよい畑で栽培されます。水が不足気味な環境でもかなり耐えられます。ウエディングにはお勧めのお花でFDBのコンテンポラリークラスにはかならずお目見えしてます。茎も細く柔らかいため扱い易く生徒たちも積極的にデザインに取り入れています。ピンク・黄色、ボルドーなど色のバリエーションも豊富、すっきりとした容姿はイギリスでも大人気です。香りを放つ種類もあるそうです。(正式にはどれも芳るはずなのですがあまり気が付きませんでした。虫たちのほうがはるかに敏感です)

ほんの少しと思いましたがせっかくですので詳細です。

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学名:Zantedeschia
属:Araceae
英語名: Arum lily (Z. aethiopica), Calla lily (Za. elliottiana and rehmannii)

サトイモ科ザンテデスキア属
名前の由来はイタリアの医者であり園芸家のGiovanni Zantedeschi(1773-1846)
南アフリカに6種類28品種が分布。原産は南アフリカのケープ地方からマラウイ地方。

茎の先端、色のついた漏斗状の部分は仏炎苞(ブツエンポウ, spathe)と呼ばれるいわば「葉」の部分となっています。
中心部には肉穂花序(ニクスイカジョ, spadix)という花があります。この部分の上部は雄蕊(オシベ)部分となり、
下の部分わずか約1cmは雌蘂(メシベ)になっています。

Zantedeschia aethiopica オランダ海芋 - 湿地帯に生息。耐寒性が非常に強く大きな種類  (写真一番上)
Zantedeschia odorata – 珍種 フリージアのような香りでやはり湿地帯に生息
Zantedeschia albomaculata  白星海芋 - 畑地生息。白、クリーム、ピンク、オレンジなどの優しい色あい 葉にスポットあり
Zantedeschia elliottiana 黄花海芋 - 畑地生息。濃い黄色をしていて原種となりハイブリッドの多くはこの品種から生まれています
Zantedeschia jucunda and pentlandii - 珍種 大きな黄色い仏炎苞が特徴
Zantedeschia rehmannii 桃色海芋 - 畑地生息。ピンク、青みがかった赤から明るい赤まで幅広い色があります。代表品種クリスタルブラッシュ 葉は半透明なスポットが入ります (写真中央左はシュワルツワルダー 右クリスタルブラッシュ)

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参照:
三と渓谷社 カラー名鑑園芸植物
講談社編 洋花・花の辞典
NHK出版花の名前ポケット事典