チューリップ

Tulip Bouquet
毎年いつも驚かされるのが激増し続けるチューリップの種類。特に近年は複色(花弁に2色以上の色が混じっている)が多く、生産量が少ないものなどは2度と同じ花にめぐり合えなくなってしまう事も時々経験しております。可愛い春を告げる花。1860年代に日本にももたらされ、今では新潟や富山などが代表産地です。

チューリップは央アジア, イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈,カザフスタンステップエリアが原産とされ、その名前はトルコ語のテュルバン(ターバン)に由来するもの。チューリップがヨーロッパに渡る時に通訳が花の形はターバンに似ていると説明した事から、花の名前と誤解されて伝わったものとされているようです。

チューリップの咲き方のタイプ
一重咲き(シングルペタル)花弁が6枚(3の倍数)からなり、40年位前にはこのタイプが主流でした。
イルデフランス、アプリコットビューティ、スノーレディなど
八重咲き ボリューミィで多弁です。丈夫な茎で重たい上部を支えます。
ピンクスター、アンジェリケ、オレンジプリンセス、モンテカルロ、モンディアルなど
ユリ咲き ユリの花のように細くとがった先端が外側に反り返りながら咲きます。
プリティウーマン、アラジン、ジャックリーン、バレリーナなど
フリンジ咲き 花弁の先端が細かくぎざぎざとなっているタイプ。フリンジがついているみたいで本当にチャーミング。
ベルソング、パーマーズ、ダベンポート、ハウステンボス、ファンシーフリル、ハミルトン、ハネムーンなど
パロット咲き パロット(Parrot)とはオウムの事です。花弁がオウムの巻き毛のような形になるものです。一重咲きの突然変異から生まれたそうです。 
ロココ、ファンタジー、ウェバーズパーロット、アプリコットパーロット、サーモンパーロット、ブルーパーロット、白のスーパーパーロットなど
ビリディフロラ Virideとはラテン語で緑の意。花弁にグリーンが現れるチューリップです。春先に爽やかさを出したい時にはよいですよ。
スプリンググリーン、エクゾチックエンペラー、イエロースプリンググリーン、若干他の種類と比べると種類は限られていますね。
ダーウィンハイブリッド オランダで開発された大輪系。背も高く、赤や黄色などはっきりとした色系です。

このほかに複数色でフリンジがあったり、一重で花弁が波打っているタイプなど、数え切れないほど種類が豊富です。開閉運動*しながら毎日少しづつ背丈も花も成長し、たっぷり一週間目を楽しませてくれます。また完全に水揚げする前に光にあてると自由奔放に動きだし、時として同じ場所には決して留まってくれないお花達。表情豊かで私にとってはこの時期にはかなりな頻度で購入するお花です。それにしてもネーミングにはいつも感心。お花一本にもストーリーがあるに違いありませんね。

*開閉運動 気温が高くなると花弁の内側の細胞が成長、低くなると花弁外側の細胞が成長し、花弁が開いたり閉じたりする現象。

簡単チューリップのブーケ
チューリップの茎は抵抗が大きく滑りにくいのです。なので比較的簡単にブーケにすることができます。
Tulip bouquet

<花材>
チューリップ 7~9本、スプレータイプのストック1本、リューココリーネ3本、ベアグラス一束、シキミアの葉16枚

<ブーケの作り方>
1.チューリップの大きな葉を取ります。鋏で切り取るか、ナイフで丁寧に処理してください。茎がスムーズですと見た目もきれいです。
2.ストックの小枝やリューココリーネなど何か小さな花を用意します。それらの茎も葉が残らないように処理します。ストックはチューリップの間に入れ、チューリップの花が開花する時のスペースを作ります。お花がない場合は先ほど処理したチューリップの葉を入れてもよいですよ。葉もライムグリーンのストライプが入っていてなかなか美しいです。
3.真ん中にチューリップ1本、その周りにストック、そしてまたチューリップという順番に花の高さを揃えて束ねます。扱いが慣れない方は一度ここで結びましょう。(輪ゴムが重宝!)
4.ベアグラスを数本ずつループにして先ほど束ねた場所で抑えます。同じ作業を繰り返しブーケの外側全面にループをつけます。*手を切りますので注意しながらゆっくりと付けて下さい。手が小さくてベアグラスが納まりきれない場合はまたここで結んでしまって結構です。
5.シキミアの葉をぐるりとベアグラスの上に一周並べます。
6.最後にベアグラスで結んで終わりです。結んだベアグラスの茎もちゃんと水につかるように下に向けて下さいね。

簡単素敵にフラワーアレンジメント。楽しみましょう!

3月8日、今日は国際女性デー・ミモザの日です。イタリアではミモザの黄色があふれている事でしょう。