英国ロイヤルウエディング ウェディングブーケと花飾り

結婚式場はWestminster Abbey。 美しい英国中世のゴシック様式の建物。 イギリス国王/女王の全ての戴冠式、王家の結婚式や葬儀などが執り行われる英国王家ゆかりの寺院です。結婚式の花飾りの担当はロンドンで活躍中のフラワーデザイナーShane Connolly氏。英国王室御用達のフローリストの一人。2005年のカミラ皇太子妃のブライダルフラワーもご担当されています。Middleton家のフローリストEmma Sampson氏もチームに加わってのプロジェクトだったそうです。

ウエストミンスター寺院内部のフラワー装飾は今現在の季節を取り入れナチュラルで継続可能(Sustainable)なスタイルとなりました。植物は全てイギリス国産。王室関連施設Windsor Great Park やその他英国の生産者から出荷されたものです。今までにないスタイルで目を引いたのは20フィート(約6m)重量約0.5トン、樹齢15年にも及ぶ6本のイギリスフィールドメープルと2本のシデの木が通路に配置されていた事です。メインエリアはアザレア、ヴィバーナム’スノーボール’、ユーフォルビアやウイステリア(藤の花)など白とライムグリーンの花で埋められました。これらの木や植物は今後、Charles皇太子がお住まいのHighgroveに植樹され、その他の花はチャリティーで贈られるとの事です。

Catherineさんのウエディングブーケは小さな花が覆いかぶさるようにまとめられたシールドシェイプ、すべての花にワイヤリングされた英国のトラディショナルなブーケでした。シールドシェイプ(Shield Shape);日本ではあまり聞きなれない言葉ですのでこちらではあえてティアドロップシェイプとしてご紹介いたします。Catherineさんは花の持つ意味を大切にしウェデイング当日の花材を選択なさったそうです。気取らない、シンプルでナチュラルさをコンセプトに英国の歴史とWilliam王子への敬意を花に託したウエディングブーケとなりました。ブーケに使われていたお花はスズラン、王子の名前にちなむスィートウイリアムズと呼ばれるシングルペタルのダイアンサス、ヒヤシンス、ヴィクトリア女王が1845年に植樹なさったマートルの葉のついた枝などで成る非常にデリケートなブーケです。花嫁を究極の緊張から解き放つ春の香り一杯のブーケであったに違いありません。尚マートルの若枝はヴィクトリア女王を始め、王家のウエディングブーケにはかならず入る習慣となっています。(王室フローリストSimon Lycettさんより)

さて、マスターコース受講生徒たちは英国結婚式には欠かせないSomething fourをリサーチしてください。次回のワークショップでディスカッションしたいと思います。他にも注目したいのはウエディングケーキとドレスの花。追ってお話させていただきます。

参考ウエブサイト
Arrival of Bride, Miss Catherine Middleton
Floral Displays in the Abbey and Buckingham Palace
Floral arrangements at the Westminster Abbey
Flowers at the Abbey
Preparation of flowers at the Abbey
Bridesmaids and page boys

イギリス王室ロイヤルウェディング公式写真