英国ロイヤルウエディング ウェディングドレスはイギリスの象徴

花嫁はうっすらとアイボリーがかった白のウエディングドレスでご到着。Alexander McQueenのSarah Burton氏によるデザインです。 クラシックではなく、華美過ぎず、実に上品・上質をうまく織り込んだとても素敵なドレスに映りました。トレーンの長さは2m70cm。緩やかなカーブを描くモダンなフィニッシュのトレーンは華奢なCatherineさんには丁度よい長さであったと思います。花嫁はイギリスの伝統を尊重しつつもAlexander McQueenらしい、アーティスティクでモダンタッチなデザインをお望みでした。Sarah Burton氏は見事に花嫁のご意向を取り入れ各メディアから高い評価を得ているとの事です。

Catherineさんがまとったウェディングドレスは上半身が総レース、スカートの部分はアイボリーかかった白のシルクサテン。英国中から、世代を超えた素晴らしい手工芸の伝統技術が集約されているそうです。ドレスは布の特性を生かしシンプルなフォームに加え、時にロマンチックな装飾も施すという、古くから続く民族手工芸に賛辞を呈するものとなっています。Burton氏はこれらイギリスの伝統的背景を踏まえちょっぴり入り込んだ優雅な装飾を盛り込み、独特で現代的そしてCatherineさんにとてもよく似合うフェミニンなドレスに仕立て上げました。花嫁の人柄に重なるような気がしませんか?素晴らしく素敵なドレスだと思います。

ドレスの一番の特徴であるレースはスリーブを含むドレスの上半身、スカートの裾とトレーンの部分、ブライダルベールの淵飾りとシューズに使用されています。レース模様はイギリスのエンプレムであるバラ、スコットランドの国花のアザミ、ウェールズの水仙、そして北アイルランドのシャムロック(クローバーのような三つ葉の植物)などの花がすべてハンドメイドで仕上げられています。これらのレース模様は春のフラワーショーで有名なHampton Court Palace の Royal School of Needlework、王立の編み物/洋裁学校(?)の先生、卒業生と生徒によるもです。レースはカリクマクロス(Carrickmacross)と呼ばれ、1820年代にアイルランドで始り、フランスのシャンティレースとイギリスのクルーニーレースを合わせて作るという事です。今ではこのレースを作る人はもうイギリス全土を探しても、もう誰も存在しないそうです。美しい伝統芸術が失われて行くのは非常に残念な事ですね。Catherineさんはドレスにイギリス全てのエンブレムを織り込み王家に嫁がれました。末長いお二人のお幸せをお祈りいたします。

Ref:
Royal Wedding Official Site
National Emblem of Britain