英国ロイヤルウエディング ウェディングケーキの花飾り

8層からなるイギリスWilliam王子とCatherineさんのウエディングケーキ。中身は英国の伝統的なフルーツケーキ。表面はアイシングされ、900ものシュガークラフトでできた繊細な花やガーランドで飾られています。ウェディングドレスもブーケも注目でしたが、私にはもうひとつ、このゴージャスなウエディングケーキに思いのほか魅力を感じてしまいました。バッキンガム宮殿の写真展示室の中央に置かれ、イギリス女王主催のレセプションでゲストにふるまわれたとの事です。その存在感は堂々たるもの。どうしてもそのディテールが気になってしまいました。

作製はLeicestershireでお店を持つFiona Cairnsさん。デコレーションはJoseph Lambethのガーランドテクニックからなるもので8層のケーキはそれぞれに意味があるそうです。ケーキの一部(4層目)のデザインは部屋の建築様式にマッチするようにデザインされ、バラ、どんぐりの実とその葉、アイビー、リンゴの花とブライダルローズ*がガーランドで繋げられエレガントに施されていました。ケーキの飾りに使われている花の種類は全部で16+1。ケーキにも英国のエンブレム、バラ、水仙、アザミ、シャムロックが含まれました。詳細については英国ロイヤルウエディング ドレスはイギリスの象徴をご覧ください。これらの花はすべて花嫁、Catherineさんが花言葉に基づきセレクトされたとの事。 ヴィクトリアン時代に花の持つ意味で密かに思いを伝えるという習慣がありましたが、ここでも英国のよき習慣が取り入れられていたようです。そして+1はもちろんSweet Williams, 王子のお名前と同じダイアンサス(ナデシコ)です。その意味はperfection-完成されたもの, Gallantry- 勇壮です。

英国ロイヤルウエディング ケーキに飾られたのお花のリストです。英語も合わせて掲載しておきます。
バラ - イングランド 国花
水仙 - ウェールズ国花; 新しい始まり
シャムロック - アイルランド国花
アザミ - スコットランド国花
ナラ/カシ/オークの葉 - 強さ、持続性
マートル - 愛
アイビー - 結婚
スズラ ン - 優しさ、謙虚
ブライダルローズ* - 幸福、愛
スィート ウイリアム (ダイアンサス/アメリカナデシコ) - 完成されたもの 勇壮 私に微笑みかけて
ハニーサックル - 愛の絆
リンゴの花 - 優先 幸福な未来
白のヘザー(エリカ) - 擁護, 願いがかなう
ジャスミン (白) - 友好的な、社交性
デージー - 無垢、美しい、簡潔な
オレンジの花 - 結婚、永遠の愛、将来の実を約束された
ラヴェンダー - 熱烈なる愛情, 心酔, 成功と運

The flowers on the British Royal Wedding cake for Duke and Duchess of Cambridge 2011--
Rose - National symbol of England
Daffodil National symbol of Wales, new beginnings
Shamrock National symbol of Ireland
Thistle National symbol of Scotland
Acorns, Oak Leaf Strength, endurance
Myrtle Love
Ivy Wedded Love, Marriage
Lily-of-the-Valley Sweetness, Humility
Rose (Bridal)* Happiness, Love.
Sweet William Grant me one smile
Honeysuckle The Bond of Love
Apple Blossom Preference, Good Fortune
White Heather Protection, Wishes will come true
Jasmine (White) Amiability
Daisy Innocence, Beauty, Simplicity
Orange Blossom Marriage, Eternal Love, Fruitfulness
Lavender ardent attachment, devotion, success, and luck

フローリストを始め、お花に関する仕事に携わる私たちにとっては、知っていて損のないトリビアですね。
*ブライダルローズとは一般的に白いバラをさし、イギリスの国花である大きな一輪の赤いバラとは違うものとの事です。(FDB校長のコメント)

Ref: Royal Wedding Official Site
Telegraph UK / Daily Mail UK (とてもよい写真があります。)

英国ロイヤルウェディング、イギリス人の歴史を重んじる独特の考え方、また植物について、それらの花の意味を含め私も多くを学びました。フローリストを目指す方、ウエディング専門でのフラワーデザイナーの方、フラワーデザイン・オブ・ブリテンでしっかりフローラルデザインについて学びませんか?花の事だけでなく歴史的背景、意味など、表面では出てこない部分まで学ぶのが私たちのスクールです。不況な時こそ勉強して確かな技術を身につけて下さい。限られた時間、だったら有効に使いましょう!