セリの裏舞台 オランダの花市場

オランダのアールスメアでは毎日、世界中から花が集まりクロックで競り落とされ振り分けられます。箱詰めされた花たちをセリに出す準備をする過程の記事がありました。

Optimal connectionという輸入花の箱の開梱作業を専門に扱う会社がアールスメアの市場内にあります。この会社では主にケニアからのバラ、イスラエル、エチオピアからの花を取り扱っています。スキポールから作業場へ送られてくる箱から花を出し、長さを整えバケツに立てる作業です。大きなバラなどはフインガーラインという特別な機械を使い吊るしながら長さをきっちりと合わせてまとめあげるそうです。写真を見てあの素晴らしく整った花の束の秘密が今わかりました!花は切りそろえられた後、スリーブと言われるラッピングに通されバケツにセットされます。このスリーブはデザインも多様、でもお値段も多様で企業の悩み所でもあるそうです。12台ある作業台、忙しいピークはバレンタイン・ディーで一日20時間フル稼働です。

品質管理では人間の目が欠かせません。この会社ではまず花が到着して箱から出された時にチェック。灰色カビ病などによる花のダメージを確認し、花の長持ち検査も行うとの事。そして花をバケツにセットしセリ用のトローリーに載せる時にももう一度チェックが入るそうです。ダメージがあればただちに生産者に連絡し、改善を協議します。当然ですね。アールスメアでは規模も金額も違います。

他の市場へも移動
アールスメアでの競争が厳しい場合はすぐに他の市場へのシフトを考えるそうです。隣の国のドイツからも引き合いがあるようです。毎日のレートを見ながらの作業、瞬時の判断は緊張の連続だと思います。それにしてもオンラインでの取引、他の競り市への素早いシフトでより多くの利益確保を現実のものとしているようです。

オークションを利用する多くの生産者の競争はますます厳しく、花の量が多すぎる場合は価格も下落。より多くの生産者が経営を続けることにより開梱サービスの利用をしていただけるのが望ましい限り。市場の動きを知り時には時にはじっくりと見極めが必要との事です。ビジネスは大きくなればなるほど慎重なプランニングが必要ですね。ブレーキとアクセル加減、その道のプロでも難しいようです。

Floral Daily Netherlands-How-flowers-are-being-unpacked,-prepared-for-the-auction より

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フラワーデザイン ヨーロッパクラス2015秋