アレンジメントの部門ではインテリアアレンジメントとディスプレイデザインの2つのカテゴリーがありました。
長期展示を考えしっかりと保水の仕組みがされているので花もたいへん美しく保たれていました。乾燥した展示会場では蘭の花と言えども美しい状態を保つ事は気を使う所です。
すぐ近くに大使夫人の方々のテーブルアレンジメントのエリアがありました。タイ王国 Yupadee Bunnag大使夫人のアレンジメントが素敵でした。タイは多くの蘭の花の原産地でもあり、栽培も盛んで日本をはじめ多くの国々へランの花を輸出しているとの事です。王族と蘭の花のかかわりも深く、Queen Sirikitという王妃のお名前を賜名されたカトレアは英国王立園芸協会にてベストプライズ受賞をしています。タイのアレンジメントは必ずと言っていいほど美しいリーフマニュプレーションが用いられるのも特徴で、Mrs. Bunnagの作品の中にも見られました。おそらくシルクで作られていたのだと思いますが、タイ独特の花飾りの技術をも取り入れたデザインはこの世界らん展のテーマに一番ふさわしいディスプレーだったと感じます。今年は日本との国交130年記念にあたります。今後もますます両国の友好関係が深まりますように!
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フラワーデザイン・オブ・ブリテン 春のフローリストキャリアーコース4月24日からです。
タイのパタヤ市でも冬の期間だけお花のレッスンをしています。