世界らん展2020 花と緑の祭典 美しき蘭の世界から

世界らん展2020 オンシジュームのシンボルモニュメント
真っ先に向かう先は中央奥に展示されている日本大賞のエリア、そして右奥まで進み特別展示の部屋へ行きます。今年の展示は奇跡のカトレア~ドミニアーナ~とタイトルがありました。何が展示されているのかはいつも現地に行ってみてのお楽しみです。美しき花の競演、いくつかご紹介しましょう。上の写真はオンシジューム 桜色でシンボルモニュメントに飾られていました。

大賞受賞のパフィオペディラム ツクバ スウィート 'ヒサシ'
花の気品は格別なもので、かすり傷一つない葉の美しさにも目がとらわれます。でももう一つ、使われている鉢も固有で私にとってはたいへん印象的でした。明らかにハンドメイド、きっと思い出の詰まったものあるいは親しい方のお手製のものでしょう。
パフィオペディラム ツクバ スウィート 'ヒサシ'つくば洋蘭園 太田精一様 (茨城県)

奨励賞受賞はリカステ バージナリス 'アキコ' すくっと伸びた清楚な花々からは気品が漂います。大きな葉が特徴的でもあります。
リカステ バージナリス 'アキコ' 斉藤正博様 (茨城県)

奇跡のカトレア~ドミニアーナ~の展示室の入り口では沢山のカトレアがお迎え。花は丁寧にスプレーされ、南米原産のカトレアにとってのよい環境作りをなさっていたのだと思います。これだけの数を期間中メインテしなければならず大変なご苦労であることが伺えます。1991年の第1回世界らん展日本大賞受賞花の展示もありました。原種の展示があり、日本で洋蘭の栽培が始まった初期の頃に、貴人や要人達が育てていたような品種の名前を目にする事ができ、私にとっては大変有意義なひとときでした。
奇跡のカトレア~ドミニアーナ~の展示室 入口入口を入ったエリアです

30周年記念特別展示のカトレア ドミニアーナ 160年前に人の手によって作られた世界初のカトレア交配種だそうです。Veitch&Sonはイギリスの園芸商会。19世紀にプランツハンターを派遣し世界中の珍しい蘭や植物をイギリスに持ち込んだ会社です。
カトレア ドミニアーナカトレア ドミニアーナ C.Dominiana (C.intermedia x C.maxima) 登録者:Veitch 1859年

原種の展示に目が奪われます。原種も大変美しいと思います。
カトレア ワルケリアナカトレア ワルケリアナ C.walkeriana 原種 ブラジル産 1843年
カトレア グッタータカトレア グッタータ C.guttata 原種 ブラジル産 1831年
カトレア ロディゲシイ 'ヨランダ ナカゾネ'カトレア ロディゲシイ 'ヨランダ ナカゾネ' C.loddigesii 'Yoranda Nakazone' SM/JGP, SM/JOGA 第1回世界らん展日本大賞受賞花
カトレア ロディゲシイカトレア ロディゲシイ C.loddigesii 原種 ブラジル産

カトレア マキシマカトレア マキシマ C.maxima 原種 エクアドル産 1833年

ラン科はあまりにも属種が多く私にとっては未知の世界です。各々の花は個性的でそれぞれに独得な雰囲気が漂います。香が優れる種類もあり溜息が出てしまいます!