イギリスのフラワースクールの事、旅で出会った花たちや、世界のイベントなど、日高ちひろが見つけた日々の雑記帳。

目新しい花 IFTF2016 オランダ

目新しい花 上向きに咲く鉄砲百合 IFTF2016
目立つディスプレーに引き寄せられるように各ブースへお邪魔してきました。新しい花や売れ筋などの展示があります。楽しい発見ありましたよ!

まずは大人気のバラ。ヨーロッパは複色の種類がたくさん流通しています。
複色のバラ オランダフラワーショー 複色のバラ オランダフラワーショー 複色のバラ オランダフラワーショー 複色のバラ オランダフラワーショー
シルバーのラメをあと付けしたものですが、クリスマスやヴァレンタイン・ディに活躍しそうです。

花のディスプレイ IFTF2016 オランダ

IFTF2016 フラワーショーでの花のディスプレイ
フラワーショーでは自社の商品(花)をプロモーションするためブースのディスプレーはどれもデザインが工夫されとても素敵です。見やすかったのはやはりスペースをあけパターン化され整列されている所でした。ほどよくリズムがあり心地よい印象です。商品を沢山持っている企業は多種類を使ったディスプレーが目を惹きました。花をグルーピングで使用するのは強いインパクトが生まれ遠くからでも存在感があります。

スペースを取り、リズムよく並べられたブース
心地よく整列されているディスプレイ フラワーショーでのディスプレイ フラワーショーでのディスプレイ フラワーショーでのディスプレイ

多種類の花でモダンに展示

日本の花 IFTF2016 オランダ

Chrysanthemum 'Autumn'
花のトレード量世界一の規模を持つオランダのアムステルダムで開催されるフラワーショー。家族の出張が重なり早めに帰国しなければならず、イギリスからの移動を含めて3日しかオランダでの滞在時間がありませんでした。IFTF開催中はアールスメアの市場でもフェアがあります。一日目はIFTF、2日目はアールスメアへ行く事にしていました。IFTFの会場では羽を付けたお姉さんのお出迎え。いえいえ、あるメーカーのプロモーションのための方ですが、こんな事ですらうきうき感が沸き上がってきます!
オランダフラワーショー
日本のお花からご紹介しましょう。フラワーショーでディスプレイされる花はたいていとても大きくて立派で頑丈そうです。一方、日本の花は繊細な美しさが売り。この魅力はみなさんも実物を見るとわかると思います。丁寧に作られており国民性を感じました。ある意味ほっと息がつける所です。アレンジメントでも静かで少し引き気味にあしらう部分がありますが、丁度そんな感じです。トップにあるマムは何人もの人が足を止め写真を撮っていました。控えめですがとても魅力的な菊です。
Gentiana 'Hatsukansetsu love' 初冠雪ラブ  日本の花 IFTF

自転車でフラワーショーへ IFTF2016 オランダ

フラワーショーへは自転車で 青空が広がるHoofddorp
FDBヨーロッパクラスが終了しすぐにロンドンからオランダへ移動。今回は会場の近くの個人経営のB&Bへ宿泊。広さも十分、施設もモダンで使いやすく、なによりも親切なオーナーと仲良くなれたのが幸いでした。

エコの先進国オランダの交通手段と言えば自転車です。B&Bのオーナーに自転車を借りフラワーショー会場まで自転車で向かいました。お天気はもちろん晴れ。途中に大きな公園があり大自然を満喫しながらのサイクリング。途中羊の群れを発見。カメラを取り出しているとみんな一斉に私のほうへ向かってきます。そしてなんとズボンのすその匂いを嗅いだり、ジャケットの紐を引っ張ったりといたずらを始めました。こんなに近くで羊にたわむれられたのは初めて。それとも餌を持っていると思われたのでしょうか。大きな羊たちの迫力に負けいそいそと退散。あ~あビックリ珍事件。
オランダで自転車に初挑戦の筆者
こちらへ向かってくる羊の群れ 羊に囲まれ身動きが取れません羊に囲まれ身動きが取れません

ヨーロッパクラス2016 コンテンポラリーウエディング D4

フラワーデザイン 海外レッスン イギリス Geoffrey Hughes コンテンポラリーウエディング
いよいよ最終日。Geoffrey Hughes先生のご担当です。モダンウェデイングとの予告がされていました。フレームと花の極めてシンプルなアイディアです。それもそのはず、コンテンポラリーとは一つのアイディアで構成するシンプルなデザインカテゴリーですから。使う資材はcaineと言っていましたが平べったくそいだ木のようなもので、水につけるとしなりやすります。ミツマタかなとも思いましたがちょっとわかりません。着色されていますので様々な色が入手できるそうです。テーマはウェディングでしたのでここは無難な白で。皆さんのフレームは大変ユニークですよ!グループレッスンは本当に楽しいですね。私たちのレッスンでは同じテーマで同じ花材を使ったとしても全く一つとして同じ物はできません。それぞれ自分で考えて自分のデザインを作り上げてゆきます。FDBはこのトレーニングの繰り返しですので、ヨーロッパクラスへエントリーなさる方々は慣れたものです。花にはコットンで給水をしました。今時?と思われますが、デリケートな花に高熱グルーでのステム処理はしたくありませんでした。壁にかけて写真大会です。

ヨーロッパクラス2016 フレームブーケ D3

フラワーデザイン リンダ・オーエン先生のレッスン
いつも素敵なLynda先生のご登場です。フレームを用いたハンドタイドが今回のレッスンテーマでした。
どれもデザイン性のあるお洒落なフレームばかりが並んでいます。3段重ねた立体フレームにはじまり、和紙を使った優しい雰囲気のフレーム、秋色の葉を使ったのテクスチャーフレームや、サイドに高さがあるトランスペアレンシーなフレーム、麻ひもを編み込んだフレームなど凝ったアイテムばかりで、フレームを見ているだけでもテンションが上がってきます。多くの作品を審査しているご経験から浮かぶデザインはどれも素晴らしいと思うと同時に、こんな先生のレッスンを受けられるのは本当に幸運な事と感じます。

トップアイテムは立体フレームブーケです。ベースにワイヤーを編み込みます。フレームをゆがまないように慎重に組む必要があるため、木片を挟み込み空間が均等になるように作業を進めます。ダイナミックさが売りのブーケですので、大胆な木の枝の使い方、時短のためのガーランドなど様々なフローリストのテクニックをご披露いただきました。今日もまた学び多き一日となり大変勉強になりました。立体フレームは少し時間もかかり難しいのですがこの季節に出回る実物等の花材で美しいブーケとなりますのでまたゆっくりと作成してみたいと思います。
フレームブーケ イギリス フラワーアレンジメント レッスン
フレームブーケ イギリス フラワーアレンジメント レッスン イギリス フラワーアレンジメント レッスン

ヨーロッパクラス2016 パーティギフトのアイディア D2

フラワーアレンジメント留学 パーティギフトのアイディア イギリス フラワーアレンジメント レッスン パーティギフトのアイディア
ディナーへお招きいただいた時、ホストへの一番の贈り物はお花とお酒だと思います。今回はシャンペンやワインのボトルを入れるホルダーのギフトアレンジメントでした。何か小さな飾り物を持参するようにとのリクエストがあり、みなさんそれぞれ持ち寄りました。レッスンのデモで見せられた先生のボトルホルダーはドライのリーフやドライフラワーを中心としたかなり独創的なアレンジメント。作品には迫力があり一目見たらとても忘れられない程のインパクトでした。ボトルの取り外しも簡単。実用的であり非常にお洒落だと感じます。

事前にホルダーの下準備はされており、植物の枝を整え土台にワイヤーで丁寧に括り付けてゆく作業から開始です。ここでしっかりとゆるみがないように取り付けです。持参したペンチが大活躍。ローリエの葉をボンドで側面に貼りつける作業がありました。コールドグルーは時間がかかりあまり効率がよくありません。そこで登場したのが両面テープです。私と他の生徒さん1名が持参しておりクラスのみなさんで使いました。ベースが出来上がりランチブレークです。数パターンの飾りを持参していたためアイディアが固まらずちょっと足踏みしていましたので、ランチは丁度よい気分転換でした。毎回ランチボックスをもってご登場のGeoffrey先生。とてもおいしくいただきました。いつも大量の食料の買い出し、人数分のご用意そして特別メニューのご配慮にも感謝です。
フラワーアレンジメント留学 シャンパンボトルのホルダーを作る過程でベイリーフを貼りつける作業 フラワーアレンジメント留学 レッスンで作った作品

ヨーロッパクラス2016 コーポレートデザイン D1

コーポレートアレンジメント 企業向けのフラワーデザイン
初日はChris Morison氏による企業向けのフラワーデザインでした。氏のプロフィールはすでにヨーロッパクラス2016年のページにありますが、お話しを伺ってみるとカリブにあるアラブの王族の部屋のご担当。国王がいつお越になってもいいように毎日のメインテナンスがあるとの事。日常から離れたお話を楽しく拝聴いたしました。

午前中のレッスンは空間に飾るラージスケールアレンジメントです。とは言っても教室のスペースは限られていますので、会社のレセプションなどに置ける位の大きさです。一つ一つ段階でテクニックとポイントの解説をしながら進行。”なぜ”を分かりやすい英語で説明して下さいました。仕事も丁寧。イギリス人の先生たちの作品はどれもすばらしく綺麗に仕上げます。彼らのワークマンシップは世界一のレベルではないでしょうか。ワークマンシップは学生の頃から当然の事として教育されているとの事です。ちなみに校長と同じ学校でフローリストリーの専攻の同級生だそうです。
Chris Morison氏によるコーポレートアレンジメントのレッスン Chris Morison氏によるコーポレートアレンジメントのレッスン

午後は実習時間。生徒たちもそれぞれに花を選び作品作りに取り掛かります。急いで数点作るより時間をかけきっちりとよい作品を仕上げるのが私たちにはベストな選択であるとお考えになったそうです。二兎を追う者は一兎をも得ずはスタンダートな考えで私もそう思います。

<生徒の作品の評価とアドバイス>
先生の手直しが入ると生徒のアレンジメントもぐっとグレードアップされます。商品価値をいかにつけるかの説明がありましたがこの場では内緒にしておきます!

ヨーロッパクラス2016 Malvern

イギリス フラワーアレンジメント留学
イギリス花修行より帰国しました。当初はロンドンでの開催予定でしたがしたがFDBイギリス本部事務所の所在地であるWorcestershireのMalvernへ教室での開催となりました。Malvernはイギリスの作曲家Sir Edward W. Elgarの出身地で、美しい丘の風景と素晴らしい水で有名な所です。街の中には水汲み場がいくつもあり、住民たちにも豊かな自然からの贈り物が役立っていると感じました。以前にもご案内しましたが、この水は女王陛下へ献上されているとの事です。自然は私たちに様々なメリットをもたらしてくれます。次の世代のためにしっかりと守り大切にしてゆかなければならないと感じた次第です。この地は英国の小高い丘であるためは日本より秋が早くすでに落葉も始まっていました。ひんやりとした朝の空気に包まれて、落ち葉舞う小道の散歩も風情あるものでした。
英国フラワーデザイン教室 英国フラワーデザイン教室 周りの景色
教室は小さな山小屋です。大きな窓が東側と南側にありお天気の良い日は柔らかな陽が差し込み暖かくなります。ちょうど先生の後ろが東窓、窓から見えるテラスや丘の風景もよい雰囲気です。この建物はイングリッシュパブのオーナーが貸し切りのイベント用に用意している離れだそうです。パーティーなどに利用されるとの事。白い机と椅子、女性のオーナーのテーストを感じるなかなかチャーミングな部屋でした。外のデッキでいただくイギリスのエールビールを心待ちにしていたのはどうも私だけではなかったようです。

香る花の魅力

クチナシ
花の形、テクスチャーはブーケやフラワーアレンジメントをする際のデザイン要素となり大事なのですが、芳りのある花に遭遇した時は、足を止め目を閉じて心豊かになる瞬間があります。香る花については2009年のブログ香る花でいくつかご紹介しましたが、今回はTwitterのfloraldailyの記事で見つけたロンドンの著名なデザイナー Niell Strainさんのブログより花と香の関係、切り花にはどうして香る花が少ないのか、イギリスの夏に入手できる香る花などをピックアップしてご紹介します。

花は様々な固有の形、鮮やかな色や芳香などで昆虫や鳥たちを引き寄せ受粉をしてもらい、固有の種の存続をしています。鳥や蜂は色が分かるためより明るい色の花へ、その他の花、例えば庭のハーブや森にある花などのほとんどは香で昆虫を引き寄せる仕組みであるようです。受粉が終われば種を付ける準備となるため、豊かな香も鮮やかな花の色もこの時点で役目終了。現在花屋で見つけられる花のほとんどは農家によって栽培され、消費者の手元でより長く持つためにブリーダーたちにより改良を重ねられています。ハウスの中では虫を完全にシャットアウトし、受粉をさせないようにしているとの事。

寂しさを感じますが、香る花はもちろん存在します。イギリスで夏に入手できる花はフリージア、たくさんの色のバリエーションがあり、最初の花が終わってしまってもちゃんと最後の花まで咲き、長い間楽しめるとの注釈です。ストックは日本では早春のお花ですが、甘い香りが脳裏をかすめますね。日本で6月から7月に咲くクチナシ、デリケートで私にはなかなか難しいで花です。百合、最近はローズリリーという八重咲きで花粉の出ない種類も紹介されています。昨年のハンプトンパークのフラワーショーでは展示たありました。数年のうちには日本でも入荷しやすくなると思います。そして最後にケニアで栽培されているダマスクローズ、香水の原料ともなる芳醇な香りがするバラはStrain氏のお気に入り。特に彼が入れているファームでは、地球にやさしい持続可能な栽培方法で、地元の方々へも仕事をオファーできるフェアートレードであるとの事。一流のフローリストにとっても香る花はやはり特別なようです。

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