イギリスのフラワースクールの事、旅で出会った花たちや、世界のイベントなど、日高ちひろが見つけた日々の雑記帳。

ロンドン ニューコベントガーデン 2016春トレンド

ロンドン ニューコベントガーデン フラワーマーケット
イースターを直前にしたロンドン ニューコベントガーデンのレポートです。
無論この時期は水仙、ムスカリ、ラナンキュラスに勿忘草と春を代表する花が並びますが、今年はちょっとトレンドに新しい動きがあるようです。水仙と言えば黄色でしたが、白も人気、ムスカリも色に変化のあるもの、ラナンキュラスはちょっとクラシカルなポロンとした丸みが好まれウエディングによく使われるそうです。一方Cappuccinoのように変わった花びらのラナンも人気。

イースター用にはやはり水仙がダントツ人気。イースターの花である白い鉄砲ユリもマーケットでは目にする花。枝モノはモクレン、サクラ、芽のついた柳が人気で、これらは最近の質感の違いに敏感なフローリストたちに人気の商品とか。

東京もマーケットも冬の間じっと成長し続けていた花たちがパワフルに咲き誇り、市場はカラフルでとても素敵です!
英国フラワースクール、来月に新学期が始まります。
世田谷フラワーマーケット 春の花の入荷
アルストロメリア 'プレシャス'新しい品種だと思います。プレシャス!!値段もプレシャスですが本当に目を惹きました!
世田谷フラワーマーケット 春の花の入荷""冬の間エネルギーをためていた日本のバラもそろそろ並びだしました。生産者によるプロモーションです。

ref:floradaily より

チューリップの日 National Tulip Day Holland

チューリップのアレンジメント
オランダではチューリップの日 'National Tulip Day'というのがある事をつい最近知りました。2016年は1月16日土曜日。
アムステルダムのダム広場に生産者がチューリップガーデンを作り、訪れた人に無料でチューリップハンティングを楽しんでいただくというものです。お花のプロモーションの為ですがスケールが大きいですね。一番寒さが厳しい季節、ぽわ~んと揺れるチューリップの花に囲まれれば、なんとなく心は春に向いてゆくような気がします。詳細はオランダ観光局で。

チューリップについてのおさらいです。
学名Tulipa 
英語名Tulip
ユリ科の球根植物
原産 中央アジア山地 (カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンからパキスタン北部、タジキスタンのパミール高原など)
名前はトルコ語のテュルバン(ターバン)に由来。花がヨーロッパに渡る時に通訳が花の形はターバンに似ていると説明した事から、花の名前と誤解されて伝わったものとされているようです。咲き方の色々はこちらのブログで。アネモネのお花のブーケの時にご紹介しましたが、チューリップは切り花にしても成長を続けます。成長過程でフラフラとポジションも動きます。それもまたこの花の魅力だと思いますが注意が必要です。

チューリップのアレンジメントは、上記の理由でちょっと敬遠していましたが、新年を迎え久々に頑張ってみようとエネルギーが湧いてきました!1月16日東京事務所でもチューリップ祭りにしようと思います。お越しになりたい方、日高までご連絡を!!
info @ fdb.jp (スペースは詰めて下さい)

ポリガラ・ミルティフォリア

ポリガラ・ミルティフォリア
5月頃日本の市場で購入し、オレンジやレモンなどのフルーツを使ったアレンジに使いました。花の形は豆の花と似ておりとても長持ちしてくれたのを記憶しています。マジェンタ色で白いブラシが上向きに出ます。個性的ですが小ぶりの為他の花との相性もよく、心をつかんだ花でした。どなたに聞いても周りには知る人はおらず気になっていた所です。

夏のイギリス、ハンプトンコートパレスの植物のエリアで偶然にも見つけました。やはり美しく目を捉えました。名前はポリガラ・ミルティフォリア。

Polygala myritifolia 'grandiflora'
常緑低木。茎は直立しよく分枝する。葉は柔らかい印象がある。枝先に群がる5弁花は小型で、緑白色地に赤紫の筋が入る。竜骨弁は紫色で、先端が白色のレース状に立ち上がる。
http://metabolomics.jp/wiki/Species:Polygalaより

すっきりしました。今度は庭で育ててみたくなりました!

「大地から食卓へ」アメリカの花の生産者と消費者を繋ぐディナーイベント

アメリカのカットフラワーは、恵まれた気候、広大で肥沃な大地があるにも関わらず現在消費の20%ほどしか現地で生産されず、ほとんどが南米からの輸入だそうです。食べ物と同じで、地元で生産された花は鮮度もよく季節を感じる事ができます。地元の花の消費のプロモーションとして、その土地の生産者、そのエリアで活動しているフラワーデザイナーとシェフが一丸となり、花畑やハウスの真ん中でディナーを開催して地元の生産者と消費者をつなげる活動です。この活動は米国国内のあちらこちらで開催されているそうです。「大地から食卓へ」というタイトルでサンタクルーズで撮られた7分半のショートフィルムが心に留まりました。このフィルムはご夫妻でメディア関係の仕事をなさっていた方により作成されています。地元の花、野菜、生産の方がわかるという事は安全で安心にもつながります。また植物や野菜も移動の距離が短ければ鮮度も違います。日本の花、私はこれからも使い続けてゆきたいと感じています。
Field to vase

イギリス ハンプトンコートパレスフラワーショー2015 ホスタ 

シェイドガーデンには欠かせないホスタ。日本では擬宝珠(ギボウシ)。多様過ぎて選ぶのに迷った記憶がありますが、こちらでも見た事のない種類が所狭しとアレンジされていました。ネーミングもユーモラスで楽しいです。ぜひ写真のプレートをチェックしてみて下さい。
ホスタ ギボウシ
Hosta 'Teeny-weeny Bikini'Hosta 'Teeny-weeny Bikini'
Hosta 'Snake eyes'Hosta 'Snake eyes'
Hosta 'Hydon Sunset'Hosta 'Hydon Sunset'
Hosta 'Blue Mouse Ears'Hosta 'Blue Mouse Ears'
Hosta 'Praying HandsHosta 'Praying Hands

白・黒とグレー 再び?

2015年冬はピンクのポインセチア
先日幕張メッセで開催されていたIFEXへ出かけてきました。目に飛び込んできたものは白、黒とグレー系の器とラッピング資材です。花の世界でもグレーを基調としたパターンや色合いの資材が2015年冬のトレンドとなっています。グレーは中間色、特にメディアムグレーは色の彩度や明度を比べる際の基準にもなります。私も無難にと思うときはグレーの器に手が伸びてしまいます。レッスンで使う器にグレーがあるのは大抵の色を受け入れてくれるためとても重宝するからです。
白と黒の様々なパターンのラッピング紙 グレーの鉢カバー テクスチャーに特徴があるグレーの鉢カバー
私自身、数年前からクラシカルなパターンのラッピングが気になっていましたが、今年は紙ではなく破けにくいセロファンタイプにグレードアップしたものがありました。水玉模様やストライプ、チェックなどいささか派手なラッピングはやはりインパクトが出ますね。器もダークなグレーにツリーのパターンが入っていたり、テクスチャーを入れたお洒落な鉢カバーなど見ました。

エアープランツのハンギングディスプレー
多肉植物は相変わらず人気です。チランジアなどエアープランツと組み合わせたりして面白くディスプレーされていました。

イギリス 秋のMalvernフラワーショー2015

イギリス 秋のMalvernフラワーショー2015
現在フラワースクールのコースにご参加いただいている生徒さんより秋のMalvernフラワーショーの様子をお送りいただきましたのでご紹介します。このフラワーショーは毎年9月下旬の最終ウィークエンドの2日間開催されます。実りの秋を祝うイベントとして新種やトレンドの植物、珍しい花やとても立派な野菜などを紹介するブースが立ち、工夫を凝らしたディスプレーで会場を盛り上げています。会場の一角ではフローリストのコンペティションもあり沢山の方が訪れます。

Malvernフラワーショーのフローリストリーコンペのスケジュールは11カテゴリーとなっています。
1.Pastral Joy 1チーム2名までエントリーOK。122㎝の丸いセージ色に塗られた高さ30㎝の台にアレンジメント。作品の高さ制限はなし、オールラウンド(四方見)から鑑賞
2.Sunset縦(奥行)68㎝ x 横76cm黒い布で覆われている台と黒のバックドロップ(後ろの壁)があるエリアにアレンジメント。正面から鑑賞
3.Colour Explosion, a Pedestal exhibit 台はなく床置きのアレンジメント縦122cmx横122cmのエリアにデザイン 正面から鑑賞
4.Golden Treasurers91.5㎝四方、床からの高さ76㎝の台を各自各々用意し、黒の布をかける。アレンジメントの高さはテーブルより90㎝以上であり、オールラウンド
5.Fascinating Foliage 葉を主としたアレンジメント 縦61㎝ x 横61cm x 高さ56㎝、パッションフラワーを描いた台とする事。許容スーペースは1m2以内
6.The Artist 以下略
7.Delightful
8.Little Treasure
9.Halloween
10.A Christmas Bauble
11.Seasonal Swag

イギリス ハンプトンコートフラワーショー2015 珍花

ハンプトンコートパレスフラワーショー 珍しい花 ’Lonicera Hildebrandiana’’Lonicera Hildebrandiana’
フラワーショーでは珍しいお花が世界中から集められています。一つでも強烈なインパクトのある花、どこかで見たかなと思う花、ファミリーが連想できる花など、ご一緒した方々と楽しくお話ししながらの見学でした。時間を忘れて夢中で写真に収めました。

スーパーマーケットの屋上は巨大なグリーンハウス!ニューヨーク州ブルックリン

屋上は巨大なグリーンハウス
ニューヨーク州ブルックリン区はアメリカの町の中でも、3本の指に入るくらい人口が多い所です。そこにあるWhole Foodsという巨大スーパーマーケットの屋上に1,858m2のグリーンハウスが立ち並んでいます。ハウス内で育てられているのはレタスやバジルなどの野菜。収穫した野菜はすぐ下のスーパーマーケットやニューヨーク州にある他店舗で販売、地元のレストラン等へも卸しています。都会の人々は何処の物を食べるか、何を食べるか、誰が作っているか等とても敏感でただ鮮度を求めるだけではなく、栄養価や味までのニーズにも答える努力が必要です。収穫から24時間以内に食卓で消費されているという何とも羨ましいお話です。そのような人たちをlocalvoresと呼び、このような動きをlocavorismと表現しちょっとした東海岸のトレンドとなっているそうです。locavorism=地元で採れたものを消費するー地産地消ですね。

野菜を作る方法は水栽培。土栽培より約半分の期間で収穫可能。除草剤、殺虫剤の類は不要。ハウス内で空調、光、水、酸素等はすべてコンピュータ管理にてコントロール。もちろん冬はとても寒いエリアですので室内の気温を保つためにカーテンなどの工夫もしているとの事。地産地消はどこの国でも盛んです。その理由は新鮮で味が良い事、そして輸送によるCo2削減、すなわち持続可能な運動につながるとの事です。無論この生産方法でニューヨーク中の人々の栄養を満たす事はできませんが、人々は関心を寄せ、子供たちにどのように野菜が作られるかなど教育面での影響があるとの事。地元の人たちに地球上の汚染されていない安全な水や食料の問題に開眼してもらう事ができる事がこの事業の大きなメリットでもあると考えています。そして最後の締めくくりは、今ひそかに自分の庭で野菜を作る人が増えているとありました。イギリスでもまったく同じで、GrowGreenプロジェクトがあります。

私もさっそく庭にリーフレタスの種を蒔きました。おいしくて安全なレタスを食べたいからです。皆さんもご自宅の庭やプランターで野菜作りはいかがでしょう。

Resouce: BPS Newshour Making sense

イギリス ハンプトンコートフラワーショー2015

ハンプトンコートパレス フラワーショー入口
ロンドン中心部より電車で約一時間、駅についたらフェリーでフラワーショーの入り口までアプローチ。歩いても15分ですがボードのショートライドを楽しみました。一番奥にあるフローリストリーマーキーから見学開始です。テントの中ではそれはそれは見事な花の競演。ディスプレーは審査対象でアワードが用意されます。それぞれのナーサリーは凝ったディスプレーを展開しており、整った会場はまさに色の洪水でした。会場を歩いているとイギリスで人気のある植物が一目でわかります。一例は、クレマチス、グラジオラス、ダリア、サボテンや多肉植物、サルビア等の小さな多年草、スィートピー、アリウム、アマリリス、オーニソガラム、ユリ、オーキッド、ベゴニア、デルフィニウム、フクシア、アストランチア、アガパンサス、ダイアンサス、チューベローズ、ホスタ、ヒューケラ、コレクターに人気のアルパイン高山植物、アフリカンの植物や食虫プラント、アジアの珍しい植物、日本のカエデや見事な盆栽まで。私はヘザー類がお気に入りでした。バラはローズハウスが別棟にありますのでこちらではそれほど見かけませんでした。やはり冷涼な気候を好む植物が多いですね。アジアからの蔓性植物のコーナーなど珍しい植物もあり、多種類を目にして大満足な朝でした。気が付くと通路はいつの間にか沢山の人で埋まっていました。写真が多いため何度かに分けてご紹介したいと思います。
沢山の人で埋まるフラワーマーキー

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