イギリスのフラワースクールの事、旅で出会った花たちや、世界のイベントなど、日高ちひろが見つけた日々の雑記帳。

白・黒とグレー 再び?

2015年冬はピンクのポインセチア
先日幕張メッセで開催されていたIFEXへ出かけてきました。目に飛び込んできたものは白、黒とグレー系の器とラッピング資材です。花の世界でもグレーを基調としたパターンや色合いの資材が2015年冬のトレンドとなっています。グレーは中間色、特にメディアムグレーは色の彩度や明度を比べる際の基準にもなります。私も無難にと思うときはグレーの器に手が伸びてしまいます。レッスンで使う器にグレーがあるのは大抵の色を受け入れてくれるためとても重宝するからです。
白と黒の様々なパターンのラッピング紙 グレーの鉢カバー テクスチャーに特徴があるグレーの鉢カバー
私自身、数年前からクラシカルなパターンのラッピングが気になっていましたが、今年は紙ではなく破けにくいセロファンタイプにグレードアップしたものがありました。水玉模様やストライプ、チェックなどいささか派手なラッピングはやはりインパクトが出ますね。器もダークなグレーにツリーのパターンが入っていたり、テクスチャーを入れたお洒落な鉢カバーなど見ました。

エアープランツのハンギングディスプレー
多肉植物は相変わらず人気です。チランジアなどエアープランツと組み合わせたりして面白くディスプレーされていました。

イギリス 秋のMalvernフラワーショー2015

イギリス 秋のMalvernフラワーショー2015
現在フラワースクールのコースにご参加いただいている生徒さんより秋のMalvernフラワーショーの様子をお送りいただきましたのでご紹介します。このフラワーショーは毎年9月下旬の最終ウィークエンドの2日間開催されます。実りの秋を祝うイベントとして新種やトレンドの植物、珍しい花やとても立派な野菜などを紹介するブースが立ち、工夫を凝らしたディスプレーで会場を盛り上げています。会場の一角ではフローリストのコンペティションもあり沢山の方が訪れます。

Malvernフラワーショーのフローリストリーコンペのスケジュールは11カテゴリーとなっています。
1.Pastral Joy 1チーム2名までエントリーOK。122㎝の丸いセージ色に塗られた高さ30㎝の台にアレンジメント。作品の高さ制限はなし、オールラウンド(四方見)から鑑賞
2.Sunset縦(奥行)68㎝ x 横76cm黒い布で覆われている台と黒のバックドロップ(後ろの壁)があるエリアにアレンジメント。正面から鑑賞
3.Colour Explosion, a Pedestal exhibit 台はなく床置きのアレンジメント縦122cmx横122cmのエリアにデザイン 正面から鑑賞
4.Golden Treasurers91.5㎝四方、床からの高さ76㎝の台を各自各々用意し、黒の布をかける。アレンジメントの高さはテーブルより90㎝以上であり、オールラウンド
5.Fascinating Foliage 葉を主としたアレンジメント 縦61㎝ x 横61cm x 高さ56㎝、パッションフラワーを描いた台とする事。許容スーペースは1m2以内
6.The Artist 以下略
7.Delightful
8.Little Treasure
9.Halloween
10.A Christmas Bauble
11.Seasonal Swag

イギリス ハンプトンコートフラワーショー2015 珍花

ハンプトンコートパレスフラワーショー 珍しい花 ’Lonicera Hildebrandiana’’Lonicera Hildebrandiana’
フラワーショーでは珍しいお花が世界中から集められています。一つでも強烈なインパクトのある花、どこかで見たかなと思う花、ファミリーが連想できる花など、ご一緒した方々と楽しくお話ししながらの見学でした。時間を忘れて夢中で写真に収めました。

スーパーマーケットの屋上は巨大なグリーンハウス!ニューヨーク州ブルックリン

屋上は巨大なグリーンハウス
ニューヨーク州ブルックリン区はアメリカの町の中でも、3本の指に入るくらい人口が多い所です。そこにあるWhole Foodsという巨大スーパーマーケットの屋上に1,858m2のグリーンハウスが立ち並んでいます。ハウス内で育てられているのはレタスやバジルなどの野菜。収穫した野菜はすぐ下のスーパーマーケットやニューヨーク州にある他店舗で販売、地元のレストラン等へも卸しています。都会の人々は何処の物を食べるか、何を食べるか、誰が作っているか等とても敏感でただ鮮度を求めるだけではなく、栄養価や味までのニーズにも答える努力が必要です。収穫から24時間以内に食卓で消費されているという何とも羨ましいお話です。そのような人たちをlocalvoresと呼び、このような動きをlocavorismと表現しちょっとした東海岸のトレンドとなっているそうです。locavorism=地元で採れたものを消費するー地産地消ですね。

野菜を作る方法は水栽培。土栽培より約半分の期間で収穫可能。除草剤、殺虫剤の類は不要。ハウス内で空調、光、水、酸素等はすべてコンピュータ管理にてコントロール。もちろん冬はとても寒いエリアですので室内の気温を保つためにカーテンなどの工夫もしているとの事。地産地消はどこの国でも盛んです。その理由は新鮮で味が良い事、そして輸送によるCo2削減、すなわち持続可能な運動につながるとの事です。無論この生産方法でニューヨーク中の人々の栄養を満たす事はできませんが、人々は関心を寄せ、子供たちにどのように野菜が作られるかなど教育面での影響があるとの事。地元の人たちに地球上の汚染されていない安全な水や食料の問題に開眼してもらう事ができる事がこの事業の大きなメリットでもあると考えています。そして最後の締めくくりは、今ひそかに自分の庭で野菜を作る人が増えているとありました。イギリスでもまったく同じで、GrowGreenプロジェクトがあります。

私もさっそく庭にリーフレタスの種を蒔きました。おいしくて安全なレタスを食べたいからです。皆さんもご自宅の庭やプランターで野菜作りはいかがでしょう。

Resouce: BPS Newshour Making sense

イギリス ハンプトンコートフラワーショー2015

ハンプトンコートパレス フラワーショー入口
ロンドン中心部より電車で約一時間、駅についたらフェリーでフラワーショーの入り口までアプローチ。歩いても15分ですがボードのショートライドを楽しみました。一番奥にあるフローリストリーマーキーから見学開始です。テントの中ではそれはそれは見事な花の競演。ディスプレーは審査対象でアワードが用意されます。それぞれのナーサリーは凝ったディスプレーを展開しており、整った会場はまさに色の洪水でした。会場を歩いているとイギリスで人気のある植物が一目でわかります。一例は、クレマチス、グラジオラス、ダリア、サボテンや多肉植物、サルビア等の小さな多年草、スィートピー、アリウム、アマリリス、オーニソガラム、ユリ、オーキッド、ベゴニア、デルフィニウム、フクシア、アストランチア、アガパンサス、ダイアンサス、チューベローズ、ホスタ、ヒューケラ、コレクターに人気のアルパイン高山植物、アフリカンの植物や食虫プラント、アジアの珍しい植物、日本のカエデや見事な盆栽まで。私はヘザー類がお気に入りでした。バラはローズハウスが別棟にありますのでこちらではそれほど見かけませんでした。やはり冷涼な気候を好む植物が多いですね。アジアからの蔓性植物のコーナーなど珍しい植物もあり、多種類を目にして大満足な朝でした。気が付くと通路はいつの間にか沢山の人で埋まっていました。写真が多いため何度かに分けてご紹介したいと思います。
沢山の人で埋まるフラワーマーキー

ハンプトンコートパレス フラワーショー2015 フローリスト学生コンペティション

ハンプトンコートパレスフラワーショー フローラルデザインスタジオ フローリストリー コンペティション会場
フラワーデザイン・オブ・ブリテン夏のヨーロッパコース後のロンドン訪問はハンプトンコートパレスフラワーショーを見に行く目的がありました。一時的に雨がぱらついたものその後は終日晴れて暑い日となりました。フローリストリーを専攻している学生やイギリス各地のフラワーデザイナーが参加しているコンペがインスパイアゾーンのフローラルデザインスタジオにありました。実はこのコンペはイギリスのフラワーデザインを専攻している学生たちにとっては大変重要な作品展なのです。まずここで優勝し2016年チェルシーフラワーショーで行われるRHS Floristry College of the Yearの栄誉あるタイトルを目指す事になります。尚、こちらに出展していない学校は後日のタットンパークのフラワーショーでのコンペティションに参加し, 来年のチェルシーを目指します。それにしてもイギリス人は本当に花好きですね。本来ガーデニングのフラワーショーなのですが、この会場も人だかりでした。大学対抗のコンペ作品をご紹介します。

<スケジュール schedule>
スケジュールとはコンペ出展におけるテーマや決まり事です。ミュージカルが全体のテーマです。
Design 1 選んだミュージカルでつける帽子
Design 2 開演初日の夜のパーティーのテーブルアレンジメント
Design 3 劇場の入り口に飾るアレンジメント
Design 4 主役の女優に贈るワイヤリングされたプレゼンテーションブーケ

ハンプトンコートパレスフラワーショー フロリストリー コンペティション作品 ハンプトンコートパレスフラワーショー フロリストリー コンペティション作品 帽子

セリの裏舞台 オランダの花市場

オランダのアールスメアでは毎日、世界中から花が集まりクロックで競り落とされ振り分けられます。箱詰めされた花たちをセリに出す準備をする過程の記事がありました。

Optimal connectionという輸入花の箱の開梱作業を専門に扱う会社がアールスメアの市場内にあります。この会社では主にケニアからのバラ、イスラエル、エチオピアからの花を取り扱っています。スキポールから作業場へ送られてくる箱から花を出し、長さを整えバケツに立てる作業です。大きなバラなどはフインガーラインという特別な機械を使い吊るしながら長さをきっちりと合わせてまとめあげるそうです。写真を見てあの素晴らしく整った花の束の秘密が今わかりました!花は切りそろえられた後、スリーブと言われるラッピングに通されバケツにセットされます。このスリーブはデザインも多様、でもお値段も多様で企業の悩み所でもあるそうです。12台ある作業台、忙しいピークはバレンタイン・ディーで一日20時間フル稼働です。

品質管理では人間の目が欠かせません。この会社ではまず花が到着して箱から出された時にチェック。灰色カビ病などによる花のダメージを確認し、花の長持ち検査も行うとの事。そして花をバケツにセットしセリ用のトローリーに載せる時にももう一度チェックが入るそうです。ダメージがあればただちに生産者に連絡し、改善を協議します。当然ですね。アールスメアでは規模も金額も違います。

他の市場へも移動
アールスメアでの競争が厳しい場合はすぐに他の市場へのシフトを考えるそうです。隣の国のドイツからも引き合いがあるようです。毎日のレートを見ながらの作業、瞬時の判断は緊張の連続だと思います。それにしてもオンラインでの取引、他の競り市への素早いシフトでより多くの利益確保を現実のものとしているようです。

オークションを利用する多くの生産者の競争はますます厳しく、花の量が多すぎる場合は価格も下落。より多くの生産者が経営を続けることにより開梱サービスの利用をしていただけるのが望ましい限り。市場の動きを知り時には時にはじっくりと見極めが必要との事です。ビジネスは大きくなればなるほど慎重なプランニングが必要ですね。ブレーキとアクセル加減、その道のプロでも難しいようです。

Floral Daily Netherlands-How-flowers-are-being-unpacked,-prepared-for-the-auction より

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夏日のロンドン

英国ロンドン 花の旅
2015年7月1日、タイトル通り夏日のロンドンです。気温34度、日本は梅雨空でしたので気温差に体がびっくりです。
ウェストン・スーパー・メアを後にし定宿に着きました。一気に気が緩みます。なぜかと申しますとここはロンドンクラスを開催するホテルで、勝手知ったるというような雰囲気だからです。中庭があり、その木々や庭で遊ぶ小動物を目で追っていると、何時間いても飽きることはありません。荷物を置き庭へ出てリラックスです。記録的な夏日ですがここだけはひんやりと爽やかな空間。今までは秋しか滞在したことのない場所、今の季節は花の種類も違いこんなにも多種類の植物があったのかと気が付かされました。春から初夏は花も豊富で、その美の共演ぶりは見事なものです。
英国ロンドン花の旅 イギリス ロンドン カラーリーフも美しい イギリス ロンドン ゴージャスなバラが旅の疲れを癒してくれる
イギリス ロンドン ゴージャスなバラが旅の疲れを癒してくれる 英国花の旅 ロンドン ハマースミスブリッジはすぐ近くテムズ川にかかるハマースミスブリッジは徒歩数分

フラワーアレンジメント イギリス花の旅 今年の新しいフローリスト資材

木のスライス フラワー資材 今年のデザインのラッピング
レッスン終了後にブリストルの資材屋まで連れて行ってくれました。学校を出発したのが4時30分頃、資材屋まではなんだかんだ50分はかかりますので渋滞していない事を祈っていました。

いつも購入するものはフローラルテープです。ビニール製でステムからの乾燥を防ぐ優れもので、コサージュやワイヤリングしたブーケには抜群に花もちが違います。お店が6時に終了するため滞在時間わずか30分でしたが、駆け足でいろいろと目にしました。模様の入った新しいラッピング、おそろいのリボン、季節商品の貝殻、シャイニーでとてもよくできているパール仕上げのバタフライクリップなど時間はとても足りません。そして最後に目に留まったのがトップの写真にある木のスライス。今までは木の表面のバークが流行していましたが、今年は同じ木でも違う部分の商品が出ていました。買ってきましたがクリスマスにでも使いましょうか。薄くスライスされている商品でしたので何枚かが持ち帰る際に折れてしまいました。 
夏のフラワー資材 貝殻夏のフラワー資材 貝
夏のフラワー資材 貝殻 夏のフラワー資材 貝殻 こちらは色付きです。
パール仕上げのバタフライクリップパール仕上げのバタフライクリップ いままでのクリップとは質感が違いとても綺麗です。

ウエストン・スーパー・メア 散歩道で出会ったお花たち

サンセットを追いかけて フラワースクールのあるウエストン・スーパー・メアにて 夕日に照らされる家並み イギリス ウエストン・スーパー・メア
レッスン終了後はパブ→レストランとだいたいルートは決まっているのですが、お腹が満たされたら歩くしかありません。海辺の街のサンセットはバス待の時間すら惜しいほどの美しさ。日が落ちるまであちらこちらと歩いていました。
フクシア イギリス ウエストン・スーパー・メアの住宅街にてフクシアの赤はいつも目を奪われてしまいます。
コンクリートの塀から垂れ下がりながら咲く花 コンクリートの間から小さな花わずかなコンクリートの隙間から花をつける植物

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