フラワーアレンジメント

2017年夏 花の色

2017年夏からの流行色
今世界の舞台で活躍するトップデザイナーたちの作品は、構造に重点が置かれ、多くの資材と花を使い、目を捉える奇抜なデザインが頻繁にみられます。ヴィヴィットで派手な色使いも特徴の一つでしたが、今また新たな動きがあるようです。色に変化がでてきました。発端はアメリカの生産者たちが生む新種のしかもちょっと変わっている花たちであるとの事です。それらは色味が柔らかく、どこかヴィンテージでここちよい自然らしさを含むものです。今回私がこのトピックスにしようと思ったのも花の巨匠が造る作品の色に心ひかれたのが理由です。

ヴィンテージやクラシックなどのテーマはイギリスでも数年前にそのスタイルのリバイバルがありましたが、
今度は色による表現です。スモーキーでソフトな色あい、少しまったりとしたような色、暖色のグループと寒色のグループそれぞれに存在。さてどう使うかですよね。作者の個を感じさせる、ユニークな形や構造、そして心にときめきを与える色。ちょっと変った資材の発掘も必要です。色は感情に働きかけるため、色自体に関する事も少しばかりおさらいが必要です。そして人の心情に語り掛けられる色使いができたら素晴らしいですね。

イギリスはすでに気温も下がっているとの事。日本もあと数週間で季節の変化を感じられると思います。トーンダウンしたピーチやサーモンピンク、落ち着いた紫にこれから活躍のブラウン。みなさんはどんなフラワーデザインを愉しまれるのでしょうか。
ラナンキュラス 'オルレアン' バラ 'シルフ+' ファレノプシス / 胡蝶蘭 'リトルエンペラー'

FDBヨーロッパクラス2017のお知らせ

フローリストやフラワーデザイナーたちのテクニックと感性を高めるためのレッスンとして、毎年恒例となっているヨーロッパクラス。今年のゲストはチェルシーやクロアチアカップでの優勝経験を持つフローラルスタイリストのローラ・リョング(Laura Leong)さんです。ご自身も現役の競技会出展者であり、細部まで行き届いた作品は誰もが足を止め見入ってしまうほど迫力。花のスタイリストとしての名声を馳せていますが、絵画や造形などのプロフェッショナルでもあるとの事。美術の講師として大学で教鞭をとる事もしばしば。その色使いは固有で独特の雰囲気が作品にあります。

こんな素晴らしい先生を囲んでのレッスン。スタッフである私でさえもわくわく感が止まりません。今年も充実したクラスとなるようチーム一丸となって頑張ります。皆さんのご参加お待ちしております。

2017年ヨーロッパクラス
10月26日 - 29日
参加費 960ポンド
ハマースミス ロンドン
FDB ヨーロッパクラス2017 フラワーデザインマスタークラス

ヨーロッパクラス2016 コンテンポラリーウエディング D4

フラワーデザイン 海外レッスン イギリス Geoffrey Hughes コンテンポラリーウエディング
いよいよ最終日。Geoffrey Hughes先生のご担当です。モダンウェデイングとの予告がされていました。フレームと花の極めてシンプルなアイディアです。それもそのはず、コンテンポラリーとは一つのアイディアで構成するシンプルなデザインカテゴリーですから。使う資材はcaineと言っていましたが平べったくそいだ木のようなもので、水につけるとしなりやすります。ミツマタかなとも思いましたがちょっとわかりません。着色されていますので様々な色が入手できるそうです。テーマはウェディングでしたのでここは無難な白で。皆さんのフレームは大変ユニークですよ!グループレッスンは本当に楽しいですね。私たちのレッスンでは同じテーマで同じ花材を使ったとしても全く一つとして同じ物はできません。それぞれ自分で考えて自分のデザインを作り上げてゆきます。FDBはこのトレーニングの繰り返しですので、ヨーロッパクラスへエントリーなさる方々は慣れたものです。花にはコットンで給水をしました。今時?と思われますが、デリケートな花に高熱グルーでのステム処理はしたくありませんでした。壁にかけて写真大会です。

ヨーロッパクラス2016 フレームブーケ D3

フラワーデザイン リンダ・オーエン先生のレッスン
いつも素敵なLynda先生のご登場です。フレームを用いたハンドタイドが今回のレッスンテーマでした。
どれもデザイン性のあるお洒落なフレームばかりが並んでいます。3段重ねた立体フレームにはじまり、和紙を使った優しい雰囲気のフレーム、秋色の葉を使ったのテクスチャーフレームや、サイドに高さがあるトランスペアレンシーなフレーム、麻ひもを編み込んだフレームなど凝ったアイテムばかりで、フレームを見ているだけでもテンションが上がってきます。多くの作品を審査しているご経験から浮かぶデザインはどれも素晴らしいと思うと同時に、こんな先生のレッスンを受けられるのは本当に幸運な事と感じます。

トップアイテムは立体フレームブーケです。ベースにワイヤーを編み込みます。フレームをゆがまないように慎重に組む必要があるため、木片を挟み込み空間が均等になるように作業を進めます。ダイナミックさが売りのブーケですので、大胆な木の枝の使い方、時短のためのガーランドなど様々なフローリストのテクニックをご披露いただきました。今日もまた学び多き一日となり大変勉強になりました。立体フレームは少し時間もかかり難しいのですがこの季節に出回る実物等の花材で美しいブーケとなりますのでまたゆっくりと作成してみたいと思います。
フレームブーケ イギリス フラワーアレンジメント レッスン
フレームブーケ イギリス フラワーアレンジメント レッスン イギリス フラワーアレンジメント レッスン

ヨーロッパクラス2016 パーティギフトのアイディア D2

フラワーアレンジメント留学 パーティギフトのアイディア イギリス フラワーアレンジメント レッスン パーティギフトのアイディア
ディナーへお招きいただいた時、ホストへの一番の贈り物はお花とお酒だと思います。今回はシャンペンやワインのボトルを入れるホルダーのギフトアレンジメントでした。何か小さな飾り物を持参するようにとのリクエストがあり、みなさんそれぞれ持ち寄りました。レッスンのデモで見せられた先生のボトルホルダーはドライのリーフやドライフラワーを中心としたかなり独創的なアレンジメント。作品には迫力があり一目見たらとても忘れられない程のインパクトでした。ボトルの取り外しも簡単。実用的であり非常にお洒落だと感じます。

事前にホルダーの下準備はされており、植物の枝を整え土台にワイヤーで丁寧に括り付けてゆく作業から開始です。ここでしっかりとゆるみがないように取り付けです。持参したペンチが大活躍。ローリエの葉をボンドで側面に貼りつける作業がありました。コールドグルーは時間がかかりあまり効率がよくありません。そこで登場したのが両面テープです。私と他の生徒さん1名が持参しておりクラスのみなさんで使いました。ベースが出来上がりランチブレークです。数パターンの飾りを持参していたためアイディアが固まらずちょっと足踏みしていましたので、ランチは丁度よい気分転換でした。毎回ランチボックスをもってご登場のGeoffrey先生。とてもおいしくいただきました。いつも大量の食料の買い出し、人数分のご用意そして特別メニューのご配慮にも感謝です。
フラワーアレンジメント留学 シャンパンボトルのホルダーを作る過程でベイリーフを貼りつける作業 フラワーアレンジメント留学 レッスンで作った作品

ヨーロッパクラス2016 Malvern

イギリス フラワーアレンジメント留学
イギリス花修行より帰国しました。当初はロンドンでの開催予定でしたがしたがFDBイギリス本部事務所の所在地であるWorcestershireのMalvernへ教室での開催となりました。Malvernはイギリスの作曲家Sir Edward W. Elgarの出身地で、美しい丘の風景と素晴らしい水で有名な所です。街の中には水汲み場がいくつもあり、住民たちにも豊かな自然からの贈り物が役立っていると感じました。以前にもご案内しましたが、この水は女王陛下へ献上されているとの事です。自然は私たちに様々なメリットをもたらしてくれます。次の世代のためにしっかりと守り大切にしてゆかなければならないと感じた次第です。この地は英国の小高い丘であるためは日本より秋が早くすでに落葉も始まっていました。ひんやりとした朝の空気に包まれて、落ち葉舞う小道の散歩も風情あるものでした。
英国フラワーデザイン教室 英国フラワーデザイン教室 周りの景色
教室は小さな山小屋です。大きな窓が東側と南側にありお天気の良い日は柔らかな陽が差し込み暖かくなります。ちょうど先生の後ろが東窓、窓から見えるテラスや丘の風景もよい雰囲気です。この建物はイングリッシュパブのオーナーが貸し切りのイベント用に用意している離れだそうです。パーティーなどに利用されるとの事。白い机と椅子、女性のオーナーのテーストを感じるなかなかチャーミングな部屋でした。外のデッキでいただくイギリスのエールビールを心待ちにしていたのはどうも私だけではなかったようです。

フラワーデザイン・オブ・ブリテン ヨーロッパクラス2016のお知らせ

2007年より毎年続いているヨーロッパクラス。最初のレッスンはオランダのナールドワイク市場の仲卸のスペースでのキックオフ。世界一といわれるオランダ花市場の見学、花の生産者ファームの見学、リテールの関係者のデモ、進んだ流通システムなど様々なものを見せていただきとても刺激的でした。参加者のみなさんとも友情を深め、花で繋がったご縁は、私にとってはかけがえのない宝となっています。

2008年より会場をロンドンへ移し、数年間は秋にロンドンクラスとして開催。
Westonのデザイン入門クラス終了後、そのまま続けてセッションに参加する方、飛行機を何本か乗り継いではるばるお出かけ下さった方。ストックホルムからボーイフレンドと一緒にお越のデザイナー、地元ロンドンのフローリストのご参加などそれぞれの方のお顔が浮かびます。また、お呼びする外部の先生たちも、みなさん業界のフロントラインでご活躍する素敵な方々ばかり。先生の写真を見るとその時のデザインが鮮やかに思い浮かぶ位です。毎回とてもインパクトのあるクラスで、吸収するものも多く年々充実度が増すコースであると思います。

ロンドンオリンピックを境に物価高騰が著しく、また為替の変動によりしばらくはWestonのメインスタジオでコースを開催していました。昨年7月、フラワーショーのため久々にレッスンを開催していたロンドンのホテルへ滞在。息をのむほど庭が美しく、50を超えると思うくらいの植物を発見。気が付けば早朝からカメラのシャッターを連打するありさま。ふと我に返り、数年遠ざかっていたこのエリアにまた戻ってきたいと感じました。

2016年ヨーロッパクラス ロンドンにて開催です。
10月28日から4日間
参加費 800ポンド
ハマースミス ロンドン

イギリス 秋のMalvernフラワーショー2015

イギリス 秋のMalvernフラワーショー2015
現在フラワースクールのコースにご参加いただいている生徒さんより秋のMalvernフラワーショーの様子をお送りいただきましたのでご紹介します。このフラワーショーは毎年9月下旬の最終ウィークエンドの2日間開催されます。実りの秋を祝うイベントとして新種やトレンドの植物、珍しい花やとても立派な野菜などを紹介するブースが立ち、工夫を凝らしたディスプレーで会場を盛り上げています。会場の一角ではフローリストのコンペティションもあり沢山の方が訪れます。

Malvernフラワーショーのフローリストリーコンペのスケジュールは11カテゴリーとなっています。
1.Pastral Joy 1チーム2名までエントリーOK。122㎝の丸いセージ色に塗られた高さ30㎝の台にアレンジメント。作品の高さ制限はなし、オールラウンド(四方見)から鑑賞
2.Sunset縦(奥行)68㎝ x 横76cm黒い布で覆われている台と黒のバックドロップ(後ろの壁)があるエリアにアレンジメント。正面から鑑賞
3.Colour Explosion, a Pedestal exhibit 台はなく床置きのアレンジメント縦122cmx横122cmのエリアにデザイン 正面から鑑賞
4.Golden Treasurers91.5㎝四方、床からの高さ76㎝の台を各自各々用意し、黒の布をかける。アレンジメントの高さはテーブルより90㎝以上であり、オールラウンド
5.Fascinating Foliage 葉を主としたアレンジメント 縦61㎝ x 横61cm x 高さ56㎝、パッションフラワーを描いた台とする事。許容スーペースは1m2以内
6.The Artist 以下略
7.Delightful
8.Little Treasure
9.Halloween
10.A Christmas Bauble
11.Seasonal Swag

フラワーアレンジメント イギリス花の旅 今年の新しいフローリスト資材

木のスライス フラワー資材 今年のデザインのラッピング
レッスン終了後にブリストルの資材屋まで連れて行ってくれました。学校を出発したのが4時30分頃、資材屋まではなんだかんだ50分はかかりますので渋滞していない事を祈っていました。

いつも購入するものはフローラルテープです。ビニール製でステムからの乾燥を防ぐ優れもので、コサージュやワイヤリングしたブーケには抜群に花もちが違います。お店が6時に終了するため滞在時間わずか30分でしたが、駆け足でいろいろと目にしました。模様の入った新しいラッピング、おそろいのリボン、季節商品の貝殻、シャイニーでとてもよくできているパール仕上げのバタフライクリップなど時間はとても足りません。そして最後に目に留まったのがトップの写真にある木のスライス。今までは木の表面のバークが流行していましたが、今年は同じ木でも違う部分の商品が出ていました。買ってきましたがクリスマスにでも使いましょうか。薄くスライスされている商品でしたので何枚かが持ち帰る際に折れてしまいました。 
夏のフラワー資材 貝殻夏のフラワー資材 貝
夏のフラワー資材 貝殻 夏のフラワー資材 貝殻 こちらは色付きです。
パール仕上げのバタフライクリップパール仕上げのバタフライクリップ いままでのクリップとは質感が違いとても綺麗です。

フラワーデザイン・オブ・ブリテンの卒業生より

英国フラワースクール卒業生
フラワーデザイン・オブ・ブリテンの卒業生からお便りを頂戴しました。全く異なる職種からキャリアーチェンジをめざし、イギリスのお花の学校で6週間コースを受講されました。その後フラワースクール1F併設の花屋でインターンシップ生としてフローリストデビュー。日本へ戻られてきてもう10年以上も経つのですが、未だに私へご連絡をくれる生徒さんの一人です。一言でも今の様子をメッセージをいただけると嬉しいものですね。折角ご連絡いただきましたので現在のYさんお仕事の事をご紹介します。

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仕事歴
ホテル(フロント)→フラワーデザイン・オブ・ブリテン(学生)→Worle Florist(フローリスト)→大手花店(ブライダル装花担当フローリスト)→浜名湖花博(イベントスタッフ)→セキスイハイムエクステリアに入社、今年でちょうど10年目!

エクステリアのCADオペレーターとして現在の会社へ入社して8年。CADや事務の仕事は引き続きやりながら、去年から「プランツアドバイザー」という肩書きに変わり植物に関わる仕事や、イベントの講師などをやるようになりました。CADの仕事が減るわけではありませんので、イベントの前後はかなり忙しくなりますが、図面だけでほとんど植物に関わるチャンスがなかった時より、やりたい仕事が少しずつ増えてきていると思います。

今保有している資格は、グリーンアドバイザー、エクステリアプランナー1級、2級造園施工管理技士、RIK CAD検定1級などです。
昔取得したのは、色彩検定2級、秘書検定2級、サービス接遇検定2級など・・・造園施工管理技士の1級に何年かチャレンジしましたが、合格せず、去年からは受験するのをしばしお休みしております。いつかまたチャレンジしたいと思ってはいるのですが、なかなか・・・(冷汗)

今の会社と平行して、静岡デザイン専門学校のフラワーデザイン科で非常勤講師も続けています。と言っても、今年度の授業は2回だけにしました。去年までは、ガーデンデザインと接客の授業を受け持っていて、ほぼ毎月授業をしていた感じなので、残業して帰った後に深夜まで授業の準備をしている状況を見かねた主人に、少し日数を減らすようにアドバイスされガーデンデザインの授業を他の先生にお願いすることにしました。授業前のプレッシャーからは少し解放されました(笑)

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