コンペティション

東京ミッドタウン フラワーアートアワード作品2015



FDBのマスタークラスを終了した柳井さんと現在マスター4在籍中の青山さんが東京ミッドタウンで開催されたフラワーアワードにご参加なさいました。その美しい作品は六本木にあるミッドタウンのガレリアにて4月22日から展示されています。残念ながら入賞には至りませんでしたが、フラワーデザインの観点からはとても素晴らしく仕上がっていました。まずとても目を惹いたのはベース部分にあるペイブメントです。ペイブメントはデザインの一つで質感の大きな違いを利用した装飾テクニックです。バラン、ゲイラックス ミント、谷渡り、タマシダ、コアラリーフ、リキュウソウ、チランジア 'ウスネオイデス' など。グリーンや白のバラ数種類を使いしっかりと埋め込まれたデザインはセットに時間がかかりで本当に根気との戦いだったと思います。2色の配色のポーション、テクスチャーの配置、さらにはタイルとのコントラスは見事の一言でした。タイルは一般で購入できるタイルではないんです。ひと手間かけ表情に変化を持たせたオリジナルです。この箇所も観覧するお客様たちはじっくりと見入って何枚も写真を撮っていました。2つのピラーはバンブーを用いてトランスペアレントに仕上げています。「禅」がタイトルでこの空間をスピリチャル的な何かが自由に行き交うような感じでした。季節のバラも美しく色を添えています。数か月前からの準備と2日にもわたる夜中の作業は大変なご苦労だったと思います。チームの皆様お疲れ様でした。最近見た中ではとても深く感銘を受けた作品です。ありがとうございました。またチャレンジして下さい。益々のご活躍を!

フラワーデザイン コンペティショントレーニング サプライズアイテム

フラワーデザイン タイパタヤクラス
サプライズアイテムとは主催者側が用意するパンドラボックスの事で、何が入っているかは開けてからのお楽しみとなります。弊校のヨーロッパクラスでは何度か出題されたメニューですので、当日のレッスンまでこのアイテムは楽しみでした。持ち時間はたっぷり1時間半。ここまで来れば開き直りもあり存分に楽しもうと思いました。

テーブルのカバーが外され出てきたものは楽器。マラカス、ドラムステックと鈴輪(名称がわかりません)の打楽器です。タイトル「Music & Movement」にある音楽に関連するものでした。他には半円形の器が2つ、いずれも外側のみ黒に塗られていました。そして黒のボード100㎝x70㎝位が一枚。グリーンの美しいメタリックメッシュワイヤー。これらの資材を使い好きにデザインしブースに設置する事が課題です。ボードは何に使おうかな~、どうしようかな~ などとまた頭グルグル。

フラワーデザイン タイパタヤクラス
すべてのスケジュールが終了しディスプレーを含めた評価の時間。先生たちはとてつもなく長い間ブースの前で座っていました。一つ一つじっくりと吟味しコメントを書いていたのです。レッスンでこれだけ時間を割いてよいも悪いもしっかりと評価を下す。本当に有難いです。生徒を育てたいという情熱が伝わります。いままで無理難題を出しとても厳しい事を言うオヤジ先生でしたが、改めて感謝の気持ちが込み上がってきました。私も先生の情熱を受け継げたらと思います。さて、サプライズアイテムの結果は楽器の使い方が良くなく、黒のコンテンナの白い部分が見えていたのもマイナス、全体的にインパクトは薄くあまりよい出来とはいえませんでした。時間をかけてくりぬいた黒の板もアクセサリーの一部として見られ評価の対象外。花と楽器との調和も見れず。作業時間は十分でしたが、ボードを切り抜く際カッター持ち合わせがなく時間のロスを感じた時もありました。評価の対象外の所はたとえ時間に余裕が
あっても手を付けるべきではないでしょう。いまだに思い出す事沢山です。些細な事でも自分にとっては貴重な体験ですのでなるべく書き留めて置くことに致します。

フラワーデザイン コンペティショントレーニング ウエディングブーケ

ウエディングブーケ 海外トレーニング
テーマで課せられている のは「Movement / 動き」。ウエディングブーケの課題では、丸いラウンドスタイルのポージーよりも植物を錐体させるシャワー、あるいはキャスケード的な形の方が動きを作りやすいと思いました。音楽のテーマですのでリズムも織り込めれば最高です。コースも後半で暑さのため花の痛みが激しく、最後まで残しておいたオーキッドも微妙でした。バラやカスミソウなどは冷蔵庫の中、他の花は大型のアイスボックスの中に保管。色々試みましたがこれが花をきれいに保つベストの方法です。
ウエディングブーケ 海外フラワーアレンジメント トレーニング
まずブーケホルダーのステムをデコレーション。持参したカラーワイヤーとコードが活躍です。ブーケスタンドも同じようにコードを巻き付けて完了。作業の順番もスムーズに仕事がはかどるように考えておくとよいです。また時間配分も同時にプランしてしまいます。私のデザインはガーランドで使った木の根をブーケにも使用。ちょっとワイルドですができない事はないと思いしっかりとホルダーに固定。花はオレンジのバラ、オーキッド、ハイドランジアをグループにして配置、空いているスペースにカスミソウを入れました。実はカスミソウは後からの思いつき。ガーランドで使いきれず断念した花でしたので、どこかで使おうという想いがあったのだと思います。使いたくて最後まで残しておいたオーキッドが限界。ダメージした花は使用しない方がいいのですが、他の色のオーキッドを持って来たくなかったので私的にはノーチョイス、気になるダメージした花を取っていたら茎が丸見え(悲)。結果ブーケのプロポーションを崩し動きも止まってしまい、テクニカルポイントも足を引っ張る結果となりました。最後に加えたカスミソウは全くその魅力を発揮できず、なくても同じとの事。ブーケ一つ作っただけでいろいろアドバイスをもらい多くを学ぶ事ができました。先生からのいただいたコメントをじっくりと読み返しています。何事もそうですがいろいろチャレンジする事自体プラスになってゆくと思います。

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初夏のヨーロッパクラス 6月27日から4日間

フラワーデザイン コンペティショントレーニング ペデスタル

フラワーデザイン パタヤクラス ペデスタルアレンジメント
大きな思い違いから始まったアイテムがペデスタルでした。フラワーアレンジメントをイギリスで学び始めた頃、弊校フラワーデザイン・オブ・ブリテンの創設者Rona 先生より学んだのがブリテッシュの基本アレンジメント。三角形で大型の左右対象アレンジメントです。私の中ではそれがペデスタルとしてかなり長い時間留まっていました。ペデスタルの意味を辞書で調べると 台(座) 柱脚 基台 などと出てきます。ペデスタルアレンジメントは台座に置く比較的大型のアレンジメントの事を指し、今ではトラディショナルなあの三角形のアレンジメントを意味するものではないという事が質問をして判明。クラシック音楽を選びましたので、クラシカルなデザインと関連をこじつけてしまいましたが無知であった事はバレバレです。右下のグリーン一本が2日目には枯れてしまい、確認の甘さも露呈してしまいました。プロポーションと動きにマイナス、フィニッシングとテクニカルポイントが大きなマイナスでした。次に繋げましょう。

先生はお料理好き。生徒が花をアレンジしている間にランチを作ってくれます。こんなお洒落なアントレもしばしば登場。先生のお宅での毎日の食事、実はとても楽しみです。デザートはマンゴーともち米のココナツミルクかけ。タイのマンゴーは完熟でその甘さは格段の差で美味しく、私は毎回訪れる度にかならず頂きます。マンゴーはウルシ科の植物です。とても美味しいのですが合わない方もいらっしゃいますのであまり急激に食べないように!そしてココナッツも食べ過ぎはよくありませんのでご注意下さい。
小エビのカクテル 小エビのカクテル
マンゴーともち米のデザート

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6月27日からヨーロッパクラスをイギリスの学校で開催します。レッスンが終了したらそのままハンプトンコートのフラワーショーへ出かけます。

フラワーデザイン コンペティショントレーニング ガーランド

”タイクラス フラワーガーランド"
作る作品は合計5つ
ガーランド
ペデスタル
ウエディングブーケ
ブートニア
サプライズアイテム

大きなガーランドは作った経験がなく最後までどんな資材を使ったらよいのかアイディアが出てこなかったアイテムです。ソーセージのように連なったガーランドのベースは売られていますが、先生が私に課したものは太いロープでした。いやな予感が...ロープをベースにしてガーランドを作りなさいというものでした。クラシカルなメソードですがクリスマスガーランドの大きな物と考えれば同じです。花への給水を考えなければなりません。グラスの試験管では水がこぼれます。滑りやすく固定にも時間がかかります。花も下向きに挿す事は出来ず動きの制限も出てきますし、チューブ自体が落下すれば破損の可能性もあり大きなマイナスとなります。ふた付のプラスチックのチューブを使う事にしました。竹串を付け葉で覆う作業を50本-60本はしました。最初のプランニングが甘かったため市場でカモフラージュ用の葉を買っておりませんでした。早くも反省点です。庭にある植物を使うとのインストラクション。数量が豊富な植物は一つしかありません。タマシダの葉を巻き付け茎はチューブの中へ。極めて折れやすく何度もやり直しをしかなりの時間を費やしてしまいました。
フラワーデザイン コンペティション トレーニング フラワーデザイン コンペティション トレーニング どんな些細な仕事も丁寧にとの教え

フラワーデザイン コンペティショントレーニング ブートニア

オーキッドのブートニア
レッスンのテーマは 'Music and Movement' 花で表現をしなさいというものです。資材は持ち込みが可能ですが、使用できないもの等制限があります。選んだ音楽はチャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」の「花のワルツ」です。様々な花が楽しそうに咲き乱れ、美しい花々の競い合いや香りなどがイメージできそうな作品を作りたかったのです。思い描いている事をどう花で伝えるか、どのようにして繊細な動きを組み込むかなど、実際に考えて作品にするのは大変な事でした。

先ずはウオームアップです。庭にある植物を使ってブートニアを作りました。コサージュもブートニアもウエアラブル(wearable)。実際につけてみて不都合のないように仕上げなければなりません。軽めがよいのは当然で、仕事の丁寧さが評価の対象となります。気温が高く真冬の日本から出かけた為いささか体がショック状態。3日目の日中、レッスンをストップしてマッサージへ出かけてきました。タイマッサージは全身もみほぐしてくれますので、終わった後はとても体が軽くなります。

フラワーデザイン コンペティショントレーニング

フラワーデザイン・オブ・ブリテン タイ パタヤ教室 フラワーデザイン・オブ・ブリテン タイ パタヤ教室
今回はコンペティショントレーニングクラスを受講してきました。花の競技会のスケジュール(募集要項)の読み方、主催者の狙いや準備の仕方、審査員の採点方法など様々な事を知りたくなったため, こちらのレッスンへの参加に至りました。コースはリクエストにてセットされますので、もしこのクラスへのご希望の方がいらっしゃいましたら別途お問い合わせ下さい。

初日の午前中は、実際にイギリスで行われたコンペのスケジュール(募集要項)をじっくりと読まされました。わからない所があればいつでも質問をと促されたっぷり時間を作ってくれました。コンペティターにとってはここがファーストステージ。この段階で使用が認められる資材、認められない物の記載があり、自分のデザインを決める上での確認事項があります。実は読み落とす人が少なくないとの事でした。先ずは指示書をきちんと把握する事から始まります。数カ所質問をし、内容を頭に入れました。実は私この時点で不安がありました。グルーすなわち糊やボンドの使用が禁止でした。資材にも細かくチェックポイントがありました。日程や時間についても、集合時間、荷物を下ろす時間、荷物をほどき準備をする時間など細かく規定があります。その時間にまで監視が付き時間をオーバーしたり何等かの反則があればペナルティが課されられます。当然の事ですがマナーもチェックされているという事です。サポートスタッフの人数も決められ、その人ができる作業も限られています。

いつもは楽しくコンペを拝見している側ですが、この時点で気に留めなければならない事が沢山。忘れないようにしなければと朝からそれとなくプレッシャーを感じました。パタヤクラスはバルコニーが教室です。リラックスした環境でレッスンを受けられるはとても恵まれていますのでやるだけやってみましょう!

ビクトリーブーケコンテスト Medalist bouquet contest

6th place Medalist bouquet competition in Tokyo 5th place Medalist bouquet competition in Tokyo
8月1日から3日間、東京お台場ヴィーナスフォートでオリンピックの表彰式に用いるビクトリーブーケのデザインコンペが開催されました。この企画は ”夏を爽やかに!スポーツ&フラワーフェスタ”というタイトルで臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会により、2020年東京オリンピック・パラリンピックへの気運の盛り上げ、日本の花き園芸技術による夏花壇の展示や、スポーツの普及・振興を融合させた参加型イベントとの事です。直前になり生徒さんの参加で知らされました。本当に直前エントリーにも関わらず入賞されました。立川伊勢丹 生花店勤務の柳井さんと同僚の方、おめでとうございます。

コンペの審査基準は以下の通り。
 ☆デザインの独創性
 ☆テクニック
 ☆花材の選択
 ☆完成度
1st place Medalist bouquet competition in Tokyo 金賞受賞作品
2020年の真夏にあるオリンピックを想定してこの時期のコンペはよい練習だったと思います。トップで入賞した作品は当然のごとく細部まできちんと気配りができており安定した作品でした。丁寧でよい仕事が高評価だったと思います。

世界らん展 International Orchid Festival 2014 フラワーデザインコンペ編 Part2 ブーケ

世界らん展 ブーケ
世界らん展 ブーケ 世界らん展 ブーケ 世界らん展 ブーケ
ブーケのカテゴリーではデコラティブで華やかな作品が並びます。デザイナーコードやビーズなどが贅沢に使われ、豪華にデコレーションが施されていました。和紙を重ねたり、手鞠のきらびやかな絹糸の装飾も日本ならではのアイテムで楽しく拝見しています。時折作品を見ながらふと感じる事があります。重たいブーケは長い間持つことは難しいですね。オーバーサイズも苦しく感じます。コンペではありますがブーケは持って歩ける事が必須項目。どうも自分自身がどこかにバランスを求めているようです。一方惜しかった作品もあります。ビーズのみのベースにランの花がリズミカルに配置されていました。シンプルで美しいこのブーケ、私は大変気に入った一点でした。しかしながらハンドルが目をとらえてしまいました。グリーンのドレスに合わせる設定だったのかと色々と思いを巡らせましたが、やはり使われている資材があまりにもこのブーケのイメージから外れていました。

話変わりますが、ソチのオリンピックメダリストブーケに使われている花はマム、紫色はチースかな?ロシアは著名なフラワーデザイナーが多数いる国なのですが無造作に束ねられたブーケを見ると非常に残念に思えました。東京の時はぜひ華やかに!

世界らん展 International Orchid Festival 2014 フラワーデザインコンペ編 Part1

世界らん展 フラワーデザイン 会場
ここ数年楽しみにしているのがフラワーデザイン部門でのコンペティション。蘭展ですのでランの花を使ったブーケやディスプレーが並びます。海外コンペの作風とも違い、日本人の感性でアプローチする作品は作業も細かく繊細さを持ち合わせており、いつも心ときめくものがあります。人が感銘する作品を作れる人は素晴らしいですね。今年も引き寄せられる作品がありました。長くなりますので2回に分けます。
世界らん展 フラワーデザイン会場 コンテンポラリー作品 世界らん展 フラワーデザイン会場 サークル作品 世界らん展 フラワーデザイン会場 コントラスト作品
エコ思考が流行し、フラワーデザインの世界でも塗らない木をフレームとして使う機会が多くなりました。こちらの作品はナチュラルな木目の板を水車のように
組み合わせ、やはりナチュラルウッドのフレームに組み込ませてあります。くりぬいた部分もきちんと作品に収めている所など、無駄がなく私が気に入った理由でもあります。材料をすべて見せる。重くなく、ビジュアルにもフィジカルにもバランスがよい。大変美しい仕上がりでした。四角いフレームにサークルを入れ込んだモダン構成、昨年のチェルシーのフラワーデザインのコンペはサークルがテーマ。トレンド作品で裏もしっかり処理されており美しく仕上がっていました。安定は安心です。赤い毛糸を使った作品も印象的。こちらは冬をプロデュース。見る側に迷いを感じさせません。白と黒のモノクロの世界に赤のアクセント、そして大切なオーキットを一輪。ワックス処理がしてありますのでどんなコンディションでも耐えられます。コントラストが非常に美し作品だと思いました。

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