その他

ナチュラル資材の壁飾り

ナチュラルな風合いのモノが好きで、時々風変りな物を購入してしまいます。こんな木のスライスもイギリスから大事に持って帰ってきたくらいです。これらはフラワーデザイン・オブ・ブリテンのレッスンの時に資材屋で調達したものです。
木のスライス

カウンター下の棚用の飾りにとの事でご依頼をいただきました。設置場所に丁度ラフな木の置台があり、同じ色合いのウッドスライスがある事を思い出しました。ナチュラルな資材はやはり同じテーストの物との相性がよいと思います。フレームはミツマタ、後方から木の皮を使うなどすべて天然の木で繋げました。仕上げはシルクのコサージュで。着物の生地から染めた手作りの花です。
ナチュラル資材とシルクフラワーで作る壁掛飾り

フラワーデザインについては英国フラワースクールのヨーロッパクラスやマスタークラスで少しずつではありますが経験を積んできました。私自身、特別に抜き出た素質があるわけではないので長く続ける事で自分の知識の引き出しを埋めています。様々な経験が学びとなりいろいろと蓄積されてゆきます。実際にレッスンを続けられている方はとても柔軟で応用力のあるユニークなアイディアの持ち主が多いですよ!

今年のヨーロッパクラス、非常に残念ですがロンドンでの開催はなくなりました。ご希望者はWestonでのレッスンとなります。ありがとうございます。

トロピカルフラワー 南国の花たち

ブランケットシア(エクメア)
暑い時期にはやはり南国出身の花たちが活躍します。色も鮮やか、形もユニーク、赤と黄色など本来は強すぎて使うのを躊躇するくらいの原色同志の組み合わせも一つの花にあったりもします。

今回はハワイご出身の方のパーティー用アレンジメントを作成する事になりました。テーマはハワイアンナイト。フラのダンスもある楽しいバースディ・パーティーです。トロピカルフラワーでとのご依頼。会場も広さがあるため、華やかにハワイの雰囲気が伝わるようにというイメージです。頭に浮かんできた植物を書きとめました。花は分布や原産地も考慮しなるべくお客様のご意向を取り入れます。

普段からよく使い見慣れているのはアンスリューム。花もちもよく艶のある仏炎苞と中心部からすっと伸びている肉穂花序が特徴のサトイモ科の植物。ハワイにももちろん分布しています。バード・オブ・パラダイス(極楽鳥花)の名を持つバショウ科のストレリチアやカニのツメのようなヘリコニア、プルメリア、アナナス、ジンジャー、ハイビスカス、ブーゲンビリア、オーキッド、チランジア、シダ類の葉、モンステラやドラセナ、フィロデンドロンなどいろいろ。プルメリアやハイビスカスは切り花としては入手が難しい植物。また一日でしぼんでしまう可能性もあり、アレンジメントに使うには不安があります。
アンスリューム 'マキシマエレガシア'アンスリューム 'マキシマエレガシア' サトイモ科アンスリウム属
ストレリチア レギナエストレリチア、バード・オブ・パラダイス 極楽鳥花とも ゴクラクチョウカ科(バショウ科)ストレリチア属

2017年夏 花の色

2017年夏からの流行色
今世界の舞台で活躍するトップデザイナーたちの作品は、構造に重点が置かれ、多くの資材と花を使い、目を捉える奇抜なデザインが頻繁にみられます。ヴィヴィットで派手な色使いも特徴の一つでしたが、今また新たな動きがあるようです。色に変化がでてきました。発端はアメリカの生産者たちが生む新種のしかもちょっと変わっている花たちであるとの事です。それらは色味が柔らかく、どこかヴィンテージでここちよい自然らしさを含むものです。今回私がこのトピックスにしようと思ったのも花の巨匠が造る作品の色に心ひかれたのが理由です。

ヴィンテージやクラシックなどのテーマはイギリスでも数年前にそのスタイルのリバイバルがありましたが、
今度は色による表現です。スモーキーでソフトな色あい、少しまったりとしたような色、暖色のグループと寒色のグループそれぞれに存在。さてどう使うかですよね。作者の個を感じさせる、ユニークな形や構造、そして心にときめきを与える色。ちょっと変った資材の発掘も必要です。色は感情に働きかけるため、色自体に関する事も少しばかりおさらいが必要です。そして人の心情に語り掛けられる色使いができたら素晴らしいですね。

イギリスはすでに気温も下がっているとの事。日本もあと数週間で季節の変化を感じられると思います。トーンダウンしたピーチやサーモンピンク、落ち着いた紫にこれから活躍のブラウン。みなさんはどんなフラワーデザインを愉しまれるのでしょうか。
ラナンキュラス 'オルレアン' バラ 'シルフ+' ファレノプシス / 胡蝶蘭 'リトルエンペラー'

ブリティシュ・フラワー・ウィーク 2017

イギリス ブリテッシュ フラワー ウィーク
6月19日から25日までの1週間、イギリスでは英国産の花の大プロモーションが始まります。今年はロンドンのニューコベントガーデンフラワーマーケットのリニューアルオープンもあり、ことさら声を大にした運動が年初より聞こえてきました。国内の花屋と消費者たちにもしっかりと浸透させるべく方法だと感じました。

まず地産地消がなによりで国内産の花を利用を促しています。イギリスはオランダがとても近く多くの花がオランダから輸入されています。実際学校の花もオランダからトラックで直接運ばれてきていました。市場へ行く必要はなくもう何年も前からのオンラインでの取引です。オランダは合理主義。商売も上手で、いかにして花屋が便利に利用できるかをいち早く考えシステムが確立してゆきました。イギリスの農家たちは低迷し当然ながら危機感を抱えていました。状況を打開するために始まったブリテッシュ・フラワー・ウィーク。イギリスの花の組織が一体となって進めている運動で、2013年から始まり年を重ねる事にますます浸透してきたように感じます。

地産地消のメリットは、なんといっても移動の時間がミニマムで花が長持ちする事です。そして香も強いとの事。ハイシーズンとなれば質が向上でもお手頃価格に収まってくる。イギリスの生産者のサポートとなり野生植物や固有種の存続につながる。何よりもお客様たちは自国の花を好みます!花を贈られるとたいていの人は笑顔に。ましてイギリス産との事で、どこ?という会話にもなってゆきます。

様々な素材の花たち

フラワーリース
初めてフラワーアレンジメントを教えてくださった先生から展示会のお知らせを頂きました。当時はフラワーアレンジメントが大流行しており、週末の花のレッスンはいつもとても楽しみでした。とても懐かしく、久々にお会いしたいと思い出かけてきました。私の恩師の斎藤先生はコサージュなど染の花を作るのが専門で、大手のドレスメーカーへ素敵なコサージュを作り納品していらっしゃいました。いつ伺っても忙しそうで、資材に埋もれて仕事をしていらっしゃる姿がとても印象的です。花に携わって50年、続ける事が大事なのとおっしゃる先生の作品展、本日楽しく拝見してきました。

ワックスフラワーの展示がありました。紙や布などに色を付け最後にワックスで仕上げ光沢をもたせます。見た目は陶器のような質感です。花の色も自分で調合、いかようにでもできるとの事ですが、その優しく上品な色合いは経験を積んだ賜物であると思います。そしてもう一つは、ハンカチなどの布で作る3Dアート。シルクのハンカチを5-6枚使い重ねて立体を作り出すというとても気の遠くなる作業です。先生の作品を拝見しましたが、大変すばらしいものでした。生徒さんの作品も多数出展がありました。それぞれ花をよく観察して色を付け、素敵にアレンジされていました。花も様々な素材、そしていろいろな方法で表現できますね。アーティスティクでいつも活動的な先生、これからも沢山美しいお花を作り続けてください!

2017イギリスの花の購買について

ラナンキュラスのハンドタイドブーケ
2010年頃のイギリスではインターネットを利用して花を購入する消費者は僅か3%に過ぎなかったのが、現在は13%を占めるまでになりました。その多くはインターネットもこなれていて購買力もある30代。購入者の1/5はロンドンやその近郊に住む人たちとの事。購入金額も英国で一番高い水準である事が判明。

人気の種類については10代後半から30代までの若い世代はファッションや流行に敏感のため季節の花がよろしいようです。早春にはチューリップや水仙、クラジオラス、季節が移ればシャクヤクやヒマワリなど。一方年齢が高くなるにつれトラディショナルなマム(菊)やカーネーションなどを求める傾向だそうです。

さて、ますます若い世代の花の購入が下がっている日本の事情はいかに?

Resource:Royal Flora Holland

世界らん展2017 ブーケの作品展

らん展 ブーケ
東京ドームにて開催されていた世界らん展へ行ってきました。平日にも拘わらず多くの熱心な愛好家の方々が素晴らしい
蘭の花を見に来ていました。私がいつも楽しみにしているのはオーキッドを使ったブーケやアレンジメントのコンペティションです。毎年ブリオンワイヤーを使ったデコラティブな作品が多かったのですが、今年は違う作風も見られ、ブーケのフォームや資材の多様性を楽しんできました。

ブーケの作品
らん展 ブーケ 私が一番好きな作品です。
らん展 ブーケ らん展 ブーケ
らん展 ブーケ らん展 ブーケ
らん展 ブーケ

バレンタイン・デーにグリーンのハート?#showthelove

グリーンのハートで地球へも愛を!#showthelove
2月はヴァレンタイン・デーの大イベントがあり、どこの国でも花やチョコレートなどを愛しの人や家族へとプレゼントします。赤やピンクのハートを目にする事が多いこんな時期にグリーンのハートのキャンペーンをキャッチしました。ちょっと気になり記事を読んでみました。イギリスの女性の会(National Federation of Women's Institution)による地球環境の変化に目を向けようという運動です。小さなグリーンのハートを作り友人や家族にプレゼントし、温暖化防止の意識を高めようという活動です。バレンタイン・デーにはギフト交換をする機会が増えますので、そのプレゼントと共に手作りのグリーンのハートも渡しちゃいましょうとの事。普段からにグリーンのハートのチャームを身に着け、ちょっとした会話の話題も誘いましょうとのプロモーシンのヒントまでありました。フエルトでハートを手作りしたり、グリーンのアイシングを施したハートのクッキーを焼いたり、又フローリストたちは植物でハートを作ったりとなんとも心温まる活動だと思います。さて、私に何ができるかな。。。今日はこの記事を書くことにより、地球温暖化により世界的環境にどのような悪影響が出ているかを考える第一歩とさせてください。

英国ウィメンズインスティテュート グリーンハートのキャンペーンに関するページ
イギリスのメンバーのみなさんが作った可愛いグリーンハートの写真です。
グリーンのハートで地球へも愛を!#showthelove カラーワイヤーとビーズで作った筆者のグリーンハート。

嬉しいお便り ナルミさんのイギリス花留学

フラワーデザイン・オブ・ブリテン キャリアーコースで作った作品
昨年FDBにてフラワーデザインを学ばれた鳴海さんよりとてもうれしいお便りをいただきました。現在ケンブリッジに在住、そしてライターとしてTABIZINE(タビジン)にて「人生を変える!30代のイギリス短期留学成功のヒント」をテーマにイギリス留学のメリットや生活の事などを取り上げ、執筆活動していらっしゃるとの事。今回はズバリ「花留学」! プロを目指す人のためのスクールである当校での授業中のご経験や、フラワーショップをご覧になった時の感想など、学校のスタッフサイドではスルーしてしまいそうな部分が記されています。又地元ケンブリッジでもフリーランスフローリストから3回ほどボタニカルジュエリー(ネックレス、ブレスレット、イアリングなどのボディフラワーを植物を使って創作)を学ぶレッスンをご体験なさったとの事。イギリスで語学留学を考えている方、渡英しフラワーアレンジメント留学をご検討されている方はぜひご一読を!

ちなみに当校でのレッスンでは時差ボケ&実習で立ちっぱなしの日々で連日お疲れだったとの事ですが、ブレのない美しいアレンジメントは10日間のフローリストコースでしっかり学ばれたからだと思います。作品はとても素敵です。
鳴海さんの他の記事では語学スクール選びのコツから始まり、日本料理のパーティーを通じての友達作りやホストファミリーとのよい関係作りなど、いろいろとうなずきながら読ませていただきました。よい先生につくことが大事である事、積極的に行動する事で限られた時間を最大限に活かしましょう!と、本当に海外留学のヒントが沢山出てきます。鳴海さん、英国フラワースクールのご掲載ありがとうございました。 充実したイギリス生活をお楽しみください!

鳴海汐さんの「人生を変える!30代のイギリス短期留学成功のヒント」 花留学編

その他の英国留学の記事 

フラワーアレンジメントを学ぶ 春のキャリアーコースは4月24日スタートです。

香る花の魅力

クチナシ
花の形、テクスチャーはブーケやフラワーアレンジメントをする際のデザイン要素となり大事なのですが、芳りのある花に遭遇した時は、足を止め目を閉じて心豊かになる瞬間があります。香る花については2009年のブログ香る花でいくつかご紹介しましたが、今回はTwitterのfloraldailyの記事で見つけたロンドンの著名なデザイナー Niell Strainさんのブログより花と香の関係、切り花にはどうして香る花が少ないのか、イギリスの夏に入手できる香る花などをピックアップしてご紹介します。

花は様々な固有の形、鮮やかな色や芳香などで昆虫や鳥たちを引き寄せ受粉をしてもらい、固有の種の存続をしています。鳥や蜂は色が分かるためより明るい色の花へ、その他の花、例えば庭のハーブや森にある花などのほとんどは香で昆虫を引き寄せる仕組みであるようです。受粉が終われば種を付ける準備となるため、豊かな香も鮮やかな花の色もこの時点で役目終了。現在花屋で見つけられる花のほとんどは農家によって栽培され、消費者の手元でより長く持つためにブリーダーたちにより改良を重ねられています。ハウスの中では虫を完全にシャットアウトし、受粉をさせないようにしているとの事。

寂しさを感じますが、香る花はもちろん存在します。イギリスで夏に入手できる花はフリージア、たくさんの色のバリエーションがあり、最初の花が終わってしまってもちゃんと最後の花まで咲き、長い間楽しめるとの注釈です。ストックは日本では早春のお花ですが、甘い香りが脳裏をかすめますね。日本で6月から7月に咲くクチナシ、デリケートで私にはなかなか難しいで花です。百合、最近はローズリリーという八重咲きで花粉の出ない種類も紹介されています。昨年のハンプトンパークのフラワーショーでは展示たありました。数年のうちには日本でも入荷しやすくなると思います。そして最後にケニアで栽培されているダマスクローズ、香水の原料ともなる芳醇な香りがするバラはStrain氏のお気に入り。特に彼が入れているファームでは、地球にやさしい持続可能な栽培方法で、地元の方々へも仕事をオファーできるフェアートレードであるとの事。一流のフローリストにとっても香る花はやはり特別なようです。

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