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ブリティシュ・フラワー・ウィーク 2017

イギリス ブリテッシュ フラワー ウィーク
6月19日から25日までの1週間、イギリスでは英国産の花の大プロモーションが始まります。今年はロンドンのニューコベントガーデンフラワーマーケットのリニューアルオープンもあり、ことさら声を大にした運動が年初より聞こえてきました。国内の花屋と消費者たちにもしっかりと浸透させるべく方法だと感じました。

まず地産地消がなによりで国内産の花を利用を促しています。イギリスはオランダがとても近く多くの花がオランダから輸入されています。実際学校の花もオランダからトラックで直接運ばれてきていました。市場へ行く必要はなくもう何年も前からのオンラインでの取引です。オランダは合理主義。商売も上手で、いかにして花屋が便利に利用できるかをいち早く考えシステムが確立してゆきました。イギリスの農家たちは低迷し当然ながら危機感を抱えていました。状況を打開するために始まったブリテッシュ・フラワー・ウィーク。イギリスの花の組織が一体となって進めている運動で、2013年から始まり年を重ねる事にますます浸透してきたように感じます。

地産地消のメリットは、なんといっても移動の時間がミニマムで花が長持ちする事です。そして香も強いとの事。ハイシーズンとなれば質が向上でもお手頃価格に収まってくる。イギリスの生産者のサポートとなり野生植物や固有種の存続につながる。何よりもお客様たちは自国の花を好みます!花を贈られるとたいていの人は笑顔に。ましてイギリス産との事で、どこ?という会話にもなってゆきます。

様々な素材の花たち

フラワーリース
初めてフラワーアレンジメントを教えてくださった先生から展示会のお知らせを頂きました。当時はフラワーアレンジメントが大流行しており、週末の花のレッスンはいつもとても楽しみでした。とても懐かしく、久々にお会いしたいと思い出かけてきました。私の恩師の斎藤先生はコサージュなど染の花を作るのが専門で、大手のドレスメーカーへ素敵なコサージュを作り納品していらっしゃいました。いつ伺っても忙しそうで、資材に埋もれて仕事をしていらっしゃる姿がとても印象的です。花に携わって50年、続ける事が大事なのとおっしゃる先生の作品展、本日楽しく拝見してきました。

ワックスフラワーの展示がありました。紙や布などに色を付け最後にワックスで仕上げ光沢をもたせます。見た目は陶器のような質感です。花の色も自分で調合、いかようにでもできるとの事ですが、その優しく上品な色合いは経験を積んだ賜物であると思います。そしてもう一つは、ハンカチなどの布で作る3Dアート。シルクのハンカチを5-6枚使い重ねて立体を作り出すというとても気の遠くなる作業です。先生の作品を拝見しましたが、大変すばらしいものでした。生徒さんの作品も多数出展がありました。それぞれ花をよく観察して色を付け、素敵にアレンジされていました。花も様々な素材、そしていろいろな方法で表現できますね。アーティスティクでいつも活動的な先生、これからも沢山美しいお花を作り続けてください!

2017イギリスの花の購買について

ラナンキュラスのハンドタイドブーケ
2010年頃のイギリスではインターネットを利用して花を購入する消費者は僅か3%に過ぎなかったのが、現在は13%を占めるまでになりました。その多くはインターネットもこなれていて購買力もある30代。購入者の1/5はロンドンやその近郊に住む人たちとの事。購入金額も英国で一番高い水準である事が判明。

人気の種類については10代後半から30代までの若い世代はファッションや流行に敏感のため季節の花がよろしいようです。早春にはチューリップや水仙、クラジオラス、季節が移ればシャクヤクやヒマワリなど。一方年齢が高くなるにつれトラディショナルなマム(菊)やカーネーションなどを求める傾向だそうです。

さて、ますます若い世代の花の購入が下がっている日本の事情はいかに?

Resource:Royal Flora Holland

世界らん展2017 ブーケの作品展

らん展 ブーケ
東京ドームにて開催されていた世界らん展へ行ってきました。平日にも拘わらず多くの熱心な愛好家の方々が素晴らしい
蘭の花を見に来ていました。私がいつも楽しみにしているのはオーキッドを使ったブーケやアレンジメントのコンペティションです。毎年ブリオンワイヤーを使ったデコラティブな作品が多かったのですが、今年は違う作風も見られ、ブーケのフォームや資材の多様性を楽しんできました。

ブーケの作品
らん展 ブーケ 私が一番好きな作品です。
らん展 ブーケ らん展 ブーケ
らん展 ブーケ らん展 ブーケ
らん展 ブーケ

バレンタイン・デーにグリーンのハート?#showthelove

グリーンのハートで地球へも愛を!#showthelove
2月はヴァレンタイン・デーの大イベントがあり、どこの国でも花やチョコレートなどを愛しの人や家族へとプレゼントします。赤やピンクのハートを目にする事が多いこんな時期にグリーンのハートのキャンペーンをキャッチしました。ちょっと気になり記事を読んでみました。イギリスの女性の会(National Federation of Women's Institution)による地球環境の変化に目を向けようという運動です。小さなグリーンのハートを作り友人や家族にプレゼントし、温暖化防止の意識を高めようという活動です。バレンタイン・デーにはギフト交換をする機会が増えますので、そのプレゼントと共に手作りのグリーンのハートも渡しちゃいましょうとの事。普段からにグリーンのハートのチャームを身に着け、ちょっとした会話の話題も誘いましょうとのプロモーシンのヒントまでありました。フエルトでハートを手作りしたり、グリーンのアイシングを施したハートのクッキーを焼いたり、又フローリストたちは植物でハートを作ったりとなんとも心温まる活動だと思います。さて、私に何ができるかな。。。今日はこの記事を書くことにより、地球温暖化により世界的環境にどのような悪影響が出ているかを考える第一歩とさせてください。

英国ウィメンズインスティテュート グリーンハートのキャンペーンに関するページ
イギリスのメンバーのみなさんが作った可愛いグリーンハートの写真です。
グリーンのハートで地球へも愛を!#showthelove カラーワイヤーとビーズで作った筆者のグリーンハート。

嬉しいお便り ナルミさんのイギリス花留学

フラワーデザイン・オブ・ブリテン キャリアーコースで作った作品
昨年FDBにてフラワーデザインを学ばれた鳴海さんよりとてもうれしいお便りをいただきました。現在ケンブリッジに在住、そしてライターとしてTABIZINE(タビジン)にて「人生を変える!30代のイギリス短期留学成功のヒント」をテーマにイギリス留学のメリットや生活の事などを取り上げ、執筆活動していらっしゃるとの事。今回はズバリ「花留学」! プロを目指す人のためのスクールである当校での授業中のご経験や、フラワーショップをご覧になった時の感想など、学校のスタッフサイドではスルーしてしまいそうな部分が記されています。又地元ケンブリッジでもフリーランスフローリストから3回ほどボタニカルジュエリー(ネックレス、ブレスレット、イアリングなどのボディフラワーを植物を使って創作)を学ぶレッスンをご体験なさったとの事。イギリスで語学留学を考えている方、渡英しフラワーアレンジメント留学をご検討されている方はぜひご一読を!

ちなみに当校でのレッスンでは時差ボケ&実習で立ちっぱなしの日々で連日お疲れだったとの事ですが、ブレのない美しいアレンジメントは10日間のフローリストコースでしっかり学ばれたからだと思います。作品はとても素敵です。
鳴海さんの他の記事では語学スクール選びのコツから始まり、日本料理のパーティーを通じての友達作りやホストファミリーとのよい関係作りなど、いろいろとうなずきながら読ませていただきました。よい先生につくことが大事である事、積極的に行動する事で限られた時間を最大限に活かしましょう!と、本当に海外留学のヒントが沢山出てきます。鳴海さん、英国フラワースクールのご掲載ありがとうございました。 充実したイギリス生活をお楽しみください!

鳴海汐さんの「人生を変える!30代のイギリス短期留学成功のヒント」 花留学編

その他の英国留学の記事 

フラワーアレンジメントを学ぶ 春のキャリアーコースは4月24日スタートです。

香る花の魅力

クチナシ
花の形、テクスチャーはブーケやフラワーアレンジメントをする際のデザイン要素となり大事なのですが、芳りのある花に遭遇した時は、足を止め目を閉じて心豊かになる瞬間があります。香る花については2009年のブログ香る花でいくつかご紹介しましたが、今回はTwitterのfloraldailyの記事で見つけたロンドンの著名なデザイナー Niell Strainさんのブログより花と香の関係、切り花にはどうして香る花が少ないのか、イギリスの夏に入手できる香る花などをピックアップしてご紹介します。

花は様々な固有の形、鮮やかな色や芳香などで昆虫や鳥たちを引き寄せ受粉をしてもらい、固有の種の存続をしています。鳥や蜂は色が分かるためより明るい色の花へ、その他の花、例えば庭のハーブや森にある花などのほとんどは香で昆虫を引き寄せる仕組みであるようです。受粉が終われば種を付ける準備となるため、豊かな香も鮮やかな花の色もこの時点で役目終了。現在花屋で見つけられる花のほとんどは農家によって栽培され、消費者の手元でより長く持つためにブリーダーたちにより改良を重ねられています。ハウスの中では虫を完全にシャットアウトし、受粉をさせないようにしているとの事。

寂しさを感じますが、香る花はもちろん存在します。イギリスで夏に入手できる花はフリージア、たくさんの色のバリエーションがあり、最初の花が終わってしまってもちゃんと最後の花まで咲き、長い間楽しめるとの注釈です。ストックは日本では早春のお花ですが、甘い香りが脳裏をかすめますね。日本で6月から7月に咲くクチナシ、デリケートで私にはなかなか難しいで花です。百合、最近はローズリリーという八重咲きで花粉の出ない種類も紹介されています。昨年のハンプトンパークのフラワーショーでは展示たありました。数年のうちには日本でも入荷しやすくなると思います。そして最後にケニアで栽培されているダマスクローズ、香水の原料ともなる芳醇な香りがするバラはStrain氏のお気に入り。特に彼が入れているファームでは、地球にやさしい持続可能な栽培方法で、地元の方々へも仕事をオファーできるフェアートレードであるとの事。一流のフローリストにとっても香る花はやはり特別なようです。

再び横置き輸送へ

イギリスのフローリスト専門誌 The Florist よりとても新しい情報です。
世界の花の市場では縦置きのバケツ輸送がメジャーです。切り取られた花は生産者からすでに水の入った状態で市場へ運ばれていますが、ヨーロッパではまた横置での花の輸送が始まりそうです。というのも水を必要としないパッケージが開発され、現在オランダの業者にて採用されています。

これは肉やベーカリー食品などの保存に採用されていた仕組み。空気を抜くことにより食品の鮮度を保つというものです。植物も空気を抜き眠った状態に保つのだと思います。このパッケージはActive Modified Atmospheric Packaging (AMAP)と呼ばれ、開発はPerfoTecによるもの。花は呼吸により水分がでて細菌が発生しやく、他の食品よりも開発が難しかったとの事。マンゴーの鮮度輸送に取り組んでいたインド最大のパッケージ会社UflexではPerfoTecnoシステムに着目。共同開発にて'Flexfresh’という地中分解可能なフィルムを発表。花は酸素をとりいれられ、一方で水分を蒸発させられるという画期的なもの。これにより花を乾燥したよい状態に保てる。

このFlexfreshは花をスリーブに入れたまま利用でき、5日は水がなくても大丈夫。顧客の手元に渡ってからは7日間は楽しめるというお墨付き。すでにオランダの通販会社BloomPostではこの形式により花の宅配を開始。膨大なコスト削減につながるとの事。何よりもよい事は、顧客が受け取ったときの状態を心配しなくてよい事だとも。今後は農家から市場へ。そして各店舗へ配送へも広がってゆく見込みと。

バケツが消える日ももうすぐかもしれないですね。

Ref: The florist Co. Uk 'water-free-flower-delivery-on-the-horizon'

フローラル ワークショップ

初夏のリース ジグゾーパズルで色を添える初夏のリース ジグゾーパズルで色を添える
卒業生の一人であり先般も六本木ミッドタウンのコンペなどでも活躍のデザイナー 伊勢丹立川の四季彩花にご勤務のKikoさんのワークショプへ参加してきました。テーマがセル&フラワー...細胞をモチーフにし、自分のインスピレーションで作業を進めて下さいとの事。まったくの初心者の方もいれば、アートやアロマ、カラーリストなど花以外のお仕事をなさる多様な方々のご参加でした。

1作目はパズルのシートに自分の好みの色を塗り、ビーズやカラーワイヤーなどで細胞のようなものを作り上げる。そして2作目はリースベースを土台に、1作目のパズルをバラバラにしてリースの中へ色を散りばめるという作業。冒頭から色塗りに夢中でこのバラバラにするというポイントを聞き逃したのか、最初のパズルシートでは立体的にコネクションを持つデザイにしてしまったため私にとってはパズルを外すという事が非常にサプライズとなりました。季節のアジサイを使ったナチュラルなリースがあっという間に色を与えられ、遊びごころたっぷりなテーブルデコレーションになりました。本当にすばらしいアイディアですね。サプライズも重なりとても有意義なセッションでした。

キャリアーコースからコツコツと積み上げマスター取得。今思い切り自分のデザインで仕事ができるのは努力の甲斐あっての事ではないでしょうか。スクールにとっても卒業生の活躍は非常に頼もしい限りです。

それにしても、他の先生のレッスンも刺激になりとても楽しいですね。またこのような機会があれば参加してみたいと思います。みなさんもぜひご一緒に!...と言う事でロンドンクラス日程が決まりました。ブラッシュアップへぜひお出かけ下さい。
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2016年ヨーロッパクラス@ロンドン
10月28,29,30,31
ハマースミス
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サマーリース リースの定義覚えてますか?

「大地から食卓へ」アメリカの花の生産者と消費者を繋ぐディナーイベント

アメリカのカットフラワーは、恵まれた気候、広大で肥沃な大地があるにも関わらず現在消費の20%ほどしか現地で生産されず、ほとんどが南米からの輸入だそうです。食べ物と同じで、地元で生産された花は鮮度もよく季節を感じる事ができます。地元の花の消費のプロモーションとして、その土地の生産者、そのエリアで活動しているフラワーデザイナーとシェフが一丸となり、花畑やハウスの真ん中でディナーを開催して地元の生産者と消費者をつなげる活動です。この活動は米国国内のあちらこちらで開催されているそうです。「大地から食卓へ」というタイトルでサンタクルーズで撮られた7分半のショートフィルムが心に留まりました。このフィルムはご夫妻でメディア関係の仕事をなさっていた方により作成されています。地元の花、野菜、生産の方がわかるという事は安全で安心にもつながります。また植物や野菜も移動の距離が短ければ鮮度も違います。日本の花、私はこれからも使い続けてゆきたいと感じています。
Field to vase

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