菖蒲の節句 端午の節句 子供の日

5月5日は子供の日として男の子の成長を祝う行事として定着してきました。どこの家でも男の子が生まれると外に鯉のぼりを飾りますのですぐわかりますね。この節句、中国5節句の一つで、端ーハシ→始め、午ウマ、5月最初の午の日であったそうです。江戸時代に入り、武家社会が確立されるとともに、「勝負」や「尚武」にあやかりこの時期にしか手にはいらない菖蒲の香を楽しみ、ヨモギを吊るし災や厄を祓います。兜や鯉のぼりなどを飾り、柏の葉に包まれた餅や笹にくるまれた粽をいただきます。柏の葉は葉をつけると次に新しい葉が出るまでその葉を落とさない縁起ものです。

Acorus calamus var. angustatus Iris ensata

スズランの日 メイ・デー LA FETE DU MUGUET その2

スズランをフランス語で'Lys des Vallees'、英語では 'Lily of the valley'と呼ばれフランスやイギリスなどのヨーロッパ各国では春の訪れの象徴の花であり、また
ケルト人たちにとってはラッキーチャームだったそうです。今日はフランス語のキーワードをいくつか交えてお話しましょう。レクチャーは友人のFrancoiseさんからご教示していただきました。
Lily of the valley, Muguet

始まり
'Brin de Muguet'
1561年5月1日、フランス国王シャルル9世がスズランのブートニア 'brin de Muguet'をもらった事から始まりました。スズランは春の訪れの喜びと幸運の訪れの象徴とされています。以後、彼は毎年5月1日になると女官たちに花をプレゼントしていたそうです。

チューリップ

Tulip Bouquet
毎年いつも驚かされるのが激増し続けるチューリップの種類。特に近年は複色(花弁に2色以上の色が混じっている)が多く、生産量が少ないものなどは2度と同じ花にめぐり合えなくなってしまう事も時々経験しております。可愛い春を告げる花。1860年代に日本にももたらされ、今では新潟や富山などが代表産地です。

チューリップは央アジア, イランパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈,カザフスタンステップエリアが原産とされ、その名前はトルコ語のテュルバン(ターバン)に由来するもの。チューリップがヨーロッパに渡る時に通訳が花の形はターバンに似ていると説明した事から、花の名前と誤解されて伝わったものとされているようです。

チューリップの咲き方のタイプ

ひな祭りー上巳(じょうし)の節句/桃の節句

中国5大節句の一つであり、もともとは古代中国旧暦の3月の最初の巳の日との事です。
この日は薬草などを使い、川の水で身の穢(けがれ)を祓う習慣があったそうですが、後に紙や草木などで作った人形に己の穢れを移し川へ流していたとの事。流し雛はその習慣の受け継とも思われます。この時の人形は人形(ひとかた)、形代(かたしろ)と呼ばれていました。

平安時代の日本では紙で作られた人形遊びがされていました。また公家などの地位ある子女たちの中には、はまぐりの貝遊びがはやっておりました。今の雛段飾りに見られる貝桶は嫁入り道具のひとつでした。そして江戸時代中期には庶民にも雛飾りをする風習が広まり、後期に入ると、人形作りの技術も向上し、雛人形は世相を反映する面相と華麗な衣装となり現在のような段飾り様式が形成されてきました。

左近の桜と右近の橘

春の球根植物

東京都府中市でも明け方は連日マイナス気温です。今年はちょっと春がまだ先なのでしょうか。ですが外の球根植物たちはちゃんと芽を出しています。球根植物は根部に貯蔵している豊富な栄養で育つため、厳しい自然条件下でも体力があり、開花する時は実にパワフルで頼もしいものです。でも意外と茎が繊細なのをご存知ですか?

バレンタイン・デー 愛を伝えるお花達

Valentine's day flower
バレンタイン・デーも近くなり、チョコレート売り場に女性が溢れる時期でもあります。日本では女性たちの一大イベントですが、諸外国では男性も女性もプレゼントや花束、チョコレートなど親しい間柄でのプレゼント交換会となります。そして多くの花屋ではバレンタインの数日前から赤いバラの花で埋め尽くされ、母の日と同様にもっとも忙しい日となります。日本で残念ながら花を贈る習慣が少なくちょっと淋しいのですが、一年に一度のバレンタィン・ディー、愛を伝えるのにふさわしい花を考えてみました。もちろんキーワードは花言葉です。同じ花でも色が違うと意味も違いますので現役フローリストの方はちょっと注意が必要ですよ!

バレンタィン・ディー 愛を伝えるお花達
赤バラ: 愛 願望
紫バラ: 一目惚

柊・ひいらぎ 節分に使う植物 

先週から柊が市場に出回りだしました。いよいよ春が近づいているのだなと思いました。季節の節目となる『節分』、春は立春の前日、2月3日が暦上冬の最後の日となります。この日『節分』は柊と鰯、豆がらを戸口に飾り、豆まきをして福を呼び込みます。そして近年では恵方巻きなる太巻き寿司が流行していますね。今年2010年の歳徳神様の方向は西南西だそうです。さて、ここで出てくる柊。なぜ春の節分の植物として選ばれたのでしょう。

柊・ひいらぎ、名前はこの葉の先にトゲがありそれに触ると痛くて「疼らぐ(ひいらぐ)」→「柊木(ひいらぎき)」→「柊(ひいらぎ)」となったそうです。
邪気を払うとされ昔は庭に植えられていた木です。近年では一般のご家庭では、なかなか柊の木が見られなくなってしまいましたね。やっぱり触ると痛いのが理由でしょうか...

スズランの日 メイ・デー LA FETE DU MUGUET

5月1日は労働者の祭典の日ですが、フランスやイギリスではスズラン祭りの日にあたります。(LA FETE DU MUGUET 仏)
Lily of the valley

桜 - 心に響く音色

桜をテーマにもう一つ。

ライヤーという弦楽器の演奏を聴く会がありました。簡単にご説明すると竪琴です。その楽器の奏者三野友子さんによりますと、音階の中でCとG(ドとソ)を抜いたものが和の音楽となる、と言う事で次なる曲が桜でした。桜の季節、会場にも桜がちりばめられ、私の思い出とも重なり心に響く音色でした。

音楽を聞きながらそっと目をつぶると、浮かんできたのが、草原の緑色、続いてポピーのオレンジや黄色、白(たぶん光)、草の香り(おかしいですね、香りまで思い出してしまいます)蝶、小川、小さな魚、青空などまるで自分が草原にたたずんでいるかのごとく次から次へと出てきます。すばらしい音楽で心が澄んだのでしょう。このイメージは次の作品のイメージに繋げてゆきたいと思います。

昨日は美しい音色に陶酔した素敵な夜でした。

Sakura, cherry blossom Sakura, cherry blossom
やっぱり桜に惹かれます。花が咲きだす直前はつぼみに赤みが増しなんとも愛おしい!ここ数日は天気もよく気温も上がり、いよいよ東京も桜が満開です。イースターは西洋の春のサイン。桜のお花見は日本の春のサインですね。花が咲いていると夜でも明るく、気持ちが明るくなります。自然のパワー、季節限定ですので大いに楽しみたいと思います。

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