植物

スーパーマーケットの屋上は巨大なグリーンハウス!ニューヨーク州ブルックリン

屋上は巨大なグリーンハウス
ニューヨーク州ブルックリン区はアメリカの町の中でも、3本の指に入るくらい人口が多い所です。そこにあるWhole Foodsという巨大スーパーマーケットの屋上に1,858m2のグリーンハウスが立ち並んでいます。ハウス内で育てられているのはレタスやバジルなどの野菜。収穫した野菜はすぐ下のスーパーマーケットやニューヨーク州にある他店舗で販売、地元のレストラン等へも卸しています。都会の人々は何処の物を食べるか、何を食べるか、誰が作っているか等とても敏感でただ鮮度を求めるだけではなく、栄養価や味までのニーズにも答える努力が必要です。収穫から24時間以内に食卓で消費されているという何とも羨ましいお話です。そのような人たちをlocalvoresと呼び、このような動きをlocavorismと表現しちょっとした東海岸のトレンドとなっているそうです。locavorism=地元で採れたものを消費するー地産地消ですね。

野菜を作る方法は水栽培。土栽培より約半分の期間で収穫可能。除草剤、殺虫剤の類は不要。ハウス内で空調、光、水、酸素等はすべてコンピュータ管理にてコントロール。もちろん冬はとても寒いエリアですので室内の気温を保つためにカーテンなどの工夫もしているとの事。地産地消はどこの国でも盛んです。その理由は新鮮で味が良い事、そして輸送によるCo2削減、すなわち持続可能な運動につながるとの事です。無論この生産方法でニューヨーク中の人々の栄養を満たす事はできませんが、人々は関心を寄せ、子供たちにどのように野菜が作られるかなど教育面での影響があるとの事。地元の人たちに地球上の汚染されていない安全な水や食料の問題に開眼してもらう事ができる事がこの事業の大きなメリットでもあると考えています。そして最後の締めくくりは、今ひそかに自分の庭で野菜を作る人が増えているとありました。イギリスでもまったく同じで、GrowGreenプロジェクトがあります。

私もさっそく庭にリーフレタスの種を蒔きました。おいしくて安全なレタスを食べたいからです。皆さんもご自宅の庭やプランターで野菜作りはいかがでしょう。

Resouce: BPS Newshour Making sense

ウエストン・スーパー・メア 散歩道で出会ったお花たち

サンセットを追いかけて フラワースクールのあるウエストン・スーパー・メアにて 夕日に照らされる家並み イギリス ウエストン・スーパー・メア
レッスン終了後はパブ→レストランとだいたいルートは決まっているのですが、お腹が満たされたら歩くしかありません。海辺の街のサンセットはバス待の時間すら惜しいほどの美しさ。日が落ちるまであちらこちらと歩いていました。
フクシア イギリス ウエストン・スーパー・メアの住宅街にてフクシアの赤はいつも目を奪われてしまいます。
コンクリートの塀から垂れ下がりながら咲く花 コンクリートの間から小さな花わずかなコンクリートの隙間から花をつける植物

フラワーデザイン・オブ・ブリテンの卒業生より

英国フラワースクール卒業生
フラワーデザイン・オブ・ブリテンの卒業生からお便りを頂戴しました。全く異なる職種からキャリアーチェンジをめざし、イギリスのお花の学校で6週間コースを受講されました。その後フラワースクール1F併設の花屋でインターンシップ生としてフローリストデビュー。日本へ戻られてきてもう10年以上も経つのですが、未だに私へご連絡をくれる生徒さんの一人です。一言でも今の様子をメッセージをいただけると嬉しいものですね。折角ご連絡いただきましたので現在のYさんお仕事の事をご紹介します。

-- -- -- -- -- --
仕事歴
ホテル(フロント)→フラワーデザイン・オブ・ブリテン(学生)→Worle Florist(フローリスト)→大手花店(ブライダル装花担当フローリスト)→浜名湖花博(イベントスタッフ)→セキスイハイムエクステリアに入社、今年でちょうど10年目!

エクステリアのCADオペレーターとして現在の会社へ入社して8年。CADや事務の仕事は引き続きやりながら、去年から「プランツアドバイザー」という肩書きに変わり植物に関わる仕事や、イベントの講師などをやるようになりました。CADの仕事が減るわけではありませんので、イベントの前後はかなり忙しくなりますが、図面だけでほとんど植物に関わるチャンスがなかった時より、やりたい仕事が少しずつ増えてきていると思います。

今保有している資格は、グリーンアドバイザー、エクステリアプランナー1級、2級造園施工管理技士、RIK CAD検定1級などです。
昔取得したのは、色彩検定2級、秘書検定2級、サービス接遇検定2級など・・・造園施工管理技士の1級に何年かチャレンジしましたが、合格せず、去年からは受験するのをしばしお休みしております。いつかまたチャレンジしたいと思ってはいるのですが、なかなか・・・(冷汗)

今の会社と平行して、静岡デザイン専門学校のフラワーデザイン科で非常勤講師も続けています。と言っても、今年度の授業は2回だけにしました。去年までは、ガーデンデザインと接客の授業を受け持っていて、ほぼ毎月授業をしていた感じなので、残業して帰った後に深夜まで授業の準備をしている状況を見かねた主人に、少し日数を減らすようにアドバイスされガーデンデザインの授業を他の先生にお願いすることにしました。授業前のプレッシャーからは少し解放されました(笑)

バンコック フラワーマーケット パーククローン市場 Pak Klong Market

バンコックフラワーマーケット
微笑みの国タイバンコックのフラワーマーケットへ連れて行ってもらいました。24時間営業、ただし月曜日は市場を一斉にクリーンアップの日でお休み。夕刻から花が入荷し出し、花もお客さんもピークが午前一時。この営業時間は熱帯地方ですのでごもっともなのですが、日本から出向く方へはちょっときつい時間。現地時間の早朝3時頃でしたら日本の5時、普段仕入を市場でなさっている方でしたらいつものお時間です。
花の入荷は夕刻から バンコックフラワーマーケット 市場の通路は2mあれば広い方

ハーブを使った初夏のシュトラウス

Summer bouquet with herbs
6月21日世田谷にて、市場仲卸の前のエリアの定温荷捌き施設の完成のイベントがありました。売りに出す切り花を一定温で保つ品質管理はとても重要な事で、植物も人間も快適です。しかし市場設計の段階でこの仕組みはあるべきだと思いました。

イベント会場ではミュージックライブあり、フードコートあり、オランダのマイスターと日本人のデザイナーのコラボでユリのプロモーションのライブデモなどが催されました。各店舗の前ではワークショッがが開催され、その一つにドイツでマイスター(マスター)を取得なさった橋口氏のクラスに参加してきました。クラスのテーマは「ハーブを使った自然的な花束」。ハーブは優しく爽やかに香り、リラックスもたらせてくれる植物で、梅雨の今時にぴったりな花材だと思います。フローリストとしての面から捉えた花束に関するレジメが用意されていました。クラスの前に目を通し今一度ポイントの再確認。マイスターによる花材や作る時の注意ポイントなどの説明を受け実習。ブーケは水平180度展開、側面は360度どの角度からみても美しく作らなければなりません。一人一人にクリティークの時間を設け順々にアドバイスをなさる姿はマイスターとしての品格があり、素晴らしいオーラを感じました。私へのアドバイスはタイイングポイントが楕円になっているとの事でした。マイスターに手直していただいた時のニュートラルな感覚は大変勉強になりました。普段私がクラスで紹介するのはカッチリとしたブリテッシュスタイルですが、草原をそのまま切り取ってきたようなブーケは家人にも大変好評でした。

FDBも秋にまたヨーロピアンクラスを開催します。ブラッシュアップやトレンドキャッチにお出かけ下さい。
2013年Europe class

花材
Clematis 'White Jewel' 3
Sp Rosa 'Éclair' 3
Hydrangea arborescens 'Annabelle' 3
Alchemilla mollis robster 4
Pelargonium (Scented Geranium) 4
Mentha x piperita L (Peppermint) 5
Rosmarinus officinalis L. (Rosemary) 3

丸い葉

トサミズキ マンサク科トサミズキ/コリロプシス属
緑美しい季節です。今年のゴールデンウィーク中のお天気は晴れ時々雨、気温はかなり低めで今朝は床暖房を付けてしまったくらいです。
本日は気になっている葉についてです。事務所の近くに小さな緑地があり、桜の花と入れ替わりに木々の若葉が日ごとに成長するのを目にしていました。その中でいつも目に留まる丸い葉があります。単葉で円形、外輪は歯状となり葉脈は葉の元から放射状の強い筋とそれに対して斜めに入り込む筋があり中心線からきっちりと左右対称です。葉は思ったよりも肉厚。それほど濃くない緑色、幼葉には時々うっすらと赤い線が見られます。インパクトの強いパターンゆえに目が留まったのではないでしょうか。春浅い頃は黄色く下に垂れ下がる花がついていました。

それにしても植物の細部の説明は難しいですね。これだけで伝わりましたでしょうか?
英語での表現は Leaf shape is round, dentate margins with dichotomous venation. Leaf colour is medium light green, occasionally touch of red on surface of young foliage. Rich texture, but not too stiff. こんな所でしょうか。マスターファイナル試験直前で葉についてのプロジェクトがあり、その時のノートを広げながら書いています。植物の観察は本当に飽きないですね。今日も午前中が飛んでゆきそうです!

トサミズキの花 マンサク科トサミズキ(コリロプシス)属
トサミズキ 土佐水木 Corylopsis spicata
マンサク科トサミズキ(コリロプシス)属 Hamamelidaceae
ヒマラヤ東部、中国、7-10種に分布、日本では高知県土佐近辺の蛇紋岩地帯のみに自生 季節の花300
spike winter hazel

ヘラボラス オリエンタリス / レンテンローズ

ヘラボラス オリエンタリスの花束

クリスマスローズと言う方も多いのですが、この種は春になり少し暖かくなってきた頃ゆっくりと花穂を上げてきます。イギリスではレンテンローズと呼びちょうど今の季節、復活祭前の40日間のレントの時期((四旬節)に開花します。色のついている部分は萼片、本当の花の部分は中心部に小さく蜜腺として残っています。切り花にするタイミングは黄色い雄蕊がついている頃、カットして雄蕊が落ちてしまってからも萼はそのままの色で残り、長く目を楽しませてくれます。茎はすらりとしていて長く扱いやすいので今回はハンドタイドブーケにしました。一本の茎から約3輪の花がついているためかなりボリュームが出て見栄えもします。このヘラボラス オリエンタリスはオアシスよりも直接花瓶に入れる方が長持ちします。デザイナーたちはグラスチューブなどに花首を入れて飾りますが、手間もかからず保水さえできていれば2週間は楽に持ってくれますので本当にありがたいです。下向きに咲く花ですがとても丈夫で半日陰の庭がお好み。強い耐寒性があり毎年こぼれ種から庭中に芽が出ていました。雰囲気が温室育ちの花とは異なりますので、他の花と合わせる時はちょっと考えて選んでみて下さい。趣のある花、むしろコンテンポラリーにすっきりとしたデザインもよいかもしれません。

Helleborus orientalis ヘレボルス・オリエンタリス/レンテンローズ
キンボウゲ科クリスマスローズ(ヘラボルス)属 Ranunculaceae
ギリシャ トルコ グルジア ウクライナ 

p.s. クリスマスローズとは真冬に咲くヘラボラス ニガー Helleborus niger
ヨーロッパ中部から南部、西アジアにも分布 白い花をつける 12月のクリスマス時期に咲くためこの名がついています。

ヒーリング中 花による癒し効果

花による癒し効果
私事で恐縮ですが、指の関節が曲がるという病気になり、その緩和として時々朝の仕事が終わるとお湯にアロマを垂らして指先のケアをしております。大抵はテーブルの花をしげしげと眺めながらのひと時です。花は癒しと個人的に常々考えておりましたが、国立千葉大学の宮崎良文教授による視覚刺激効果の調査結果により花による癒しは効果的との試験結果が発表されました。検証方法はバラを卓上に置きリラックス時に多くなる副交感神経活動を測定します。花を置いた時には副交感神経活動が花を置かない状態より29%も上昇、そしてストレスを時に反映される交感神経活動は25%も減少されるとの結果でした。明らかにリラックス状態の亢進が見られたとの事です。先生は木材と森林浴の研究の第一人者。森林浴による免疫力の効用などでも長年のご研究を重ねているそうです。自然に触れることによるリラックスは免疫力の回復につながるという自然セラピーをメッセージしていらっしゃる方です。やはり花は癒し、間違ってはいませんでした。花一輪あるだけで心がなごみます。皆さんもぜひご家庭やオフィスに花飾りのお勧めです。病院で花を置く事また開始しませんか?
http://www.mizuho-ir.co.jp/case/research/flower2012.html
参考資料 Paseo Vol.43 Winter

アネモネにご用心

Anemone coronaria 'Wine white'
叔母の為に大きくてぷっくりとしたアネモネを購入しました。つぼみの時でさえ色の含みが美しく間違いなくエレガントに開花すると確信したからです。アネモネの花びらはとても薄く蝶の羽のようにデリケート。ふわふわとしたアルストロメリアをセコンドに優しく優しくブーケに。お贈りした花束はとても喜んでいただき、お礼のお葉書まで頂戴しました。
飛び出したアネモネたち
それから約一週間。我が家にあった同じアネモネたち。せっかくですからと思いそのアネモネと共に様々な春の花で花束にしてありました。そのセンターを飾ったアネモネ、毎日なんとなくブーケから飛び出してくるのがわかるんです。はっと思い出した事があります! アネモネやチューリップはカットフラワーとなっても成長しながら開花し続けます。いやはやそのエネルギーはたくましい物がありますが、ちょっとマズイ事に気が付きました。ブーケのトップのラインが完全に崩れてしまいアネモネだけが突出しているとても不恰好な姿になってしまっていたのです。それはもちろん叔母のブーケにも当てはまります。叔母様ごめんなさい、きっとあなたなら直して下さっているはず。

人生いくつになっても学ぶ事がありそうです。皆さん春のアネモネ、チューリップとラナンは少しだけご用心!

Anemone coronaria 'Wine white'
キンボウゲ科アネモネ属 Ranunculaceae
西アジア~ヨーロッパ東南部、地中海沿岸原産

向日葵 ヒマワリ

Helianthus
夏のお花の代表の一つがヒマワリ。種を蒔いてから気温の上昇とともに自分の背を超え暑くなる頃に黄色い大きな花を咲かせてくれます。私はこのオレンジがかった強い黄色を見るだけでヒマワリのイメージに繋がります。

路地にある植物は自然環境の影響を直に受けるためその環境に適応するために進化してきました。背がとても高くなったり、派手な色の花びらを持っていたり、また太陽を追って花首が動くのもきっと何か理由があるからだと思います。今月はヒマワリのアレンジメントを2パターン。一つは茎を切らずにできるだけ長く使ったもの、そしてもう一つはデザインのために花首だけ使ったもの。茎を長く使ったほうがヒマワリ本来の特徴が見られ、また長い茎から得られる栄養のお蔭でとても長持ちです。一方花首だけ使用したほうは残念ながらびっくりするくらい短命。。。ヒマワリは花びらが終わってもユニークな形となるため利用価値は大いにありますが、もう少し元気印の黄色を楽しみたかったと思います。

本来フラワーアレンジメントは自然を模写し室内に取り込む事から始まりました。以前は私も、自然とはかけ離れ随分と無理なフラワーアレンジメントをしてた頃もありましたが、今は植物の素敵さをそのまま使わせていただくのがよいと感じています。。ん?これって師匠がよく周りを観察しなさいと言っていましたがこの事??

向日葵 ヒマワリ
キク科ヒマワリ属 Asteraceae
原産 北米
学名 Helianthus annuus L.'Sun rich orange'
英語名 Sun flower

コンテンツの配信